文春文庫<br> 本売る日々

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文春文庫
本売る日々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167923761
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

文政5(1822)年。月に1回、城下の店から在へ行商に出て、
20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る本屋の「私」。
上得意先のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は
近頃、孫ほどの年の少女を後添えにもらったというが、
彼女に何か良い本を見繕って欲しいと言われ――
用意した貴重な画譜(絵本)が、目を離した隙に2冊なくなっていた。(本売る日々)

村の名主たちは、本居宣長の『古事記伝』、塙保己一が編纂した『群書類従』など
高価な本を購い、書店主と語り合う。
村人が決して実用的でない知識を求めるのはなぜなのか。
徐々に彼らが知識を、特に古代や朝廷を研究する「国学」を求める
理由が分かってくる。

江戸時代の豊かさは村にこそ在り、と
考える著者が、本を行商する本屋を語り部にして
本を愛し知識を欲し人生を謳歌する
人びとの生き生きとした暮らしぶりを描いた中編集。

本売る日々/鬼に喰われた女/初めての開板

内容説明

本屋の“私”は月に1度、城下の店を出て村の寺や家を回る。上得意の名主が後添えにしたという可憐な少女に見せた貴重な画譜が、目を離した隙に消えてしまう(表題作)。『古事記伝』『群書類従』など高価な本を購い、不思議な情熱で知識を求める村人たちの心と暮らしをスリリングに描く感動の連作時代小説。

著者等紹介

青山文平[アオヤマブンペイ]
1948年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業。経済関係の出版社に18年勤務、経済関係のフリーライターを経て、2011年『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞。2015年『鬼はもとより』が直木賞候補、第17回大藪春彦賞受賞。2016年、『つまをめとらば』で第154回直木賞受賞。2022年『底惚れ』で第17回中央公論文芸賞・第35回柴田錬三郎賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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マッピー

14
主人公の松月平助(しょうげつへいすけ)は、物之本屋である。物之本の本とは、「根本」の本であり、「本来」の本であり、物事の本質を意味する。つまり学術書の専門店と言っていい。で、短編が3作。江戸時代の出版文化や、本という貴重品についてとともに語られる平助の話は、不可解な出来事であり、ちょっとしたミステリになっている。読んでいるうちに、自分の心の中で何かがきれいに洗われていく気がした。そして、物語の最後に書かれたことは、平助の本屋としての大きな一歩であったと言える。続編出ないのかなあ。2025/06/18

ささ

1
現代とは大きく異なる出版の仕組みがとても勉強になったし、その後の出版業界の発展により我々一般庶民にも本が広く普及していることがとてもありがたいと思った。主人公の本に対する知識もすごい。そして何より、本にまつわる少し謎めいたストーリーがとても良かった。主人公以外の登場人物達も、とても誠実で気持ちが良い。『書庫は自分そのものだ。』これは現代も同じ。続編あるといいなぁ2025/06/19

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