内容説明
江戸の町からなぜか野鳥の姿が消えた春の日、ある大名屋敷の塀に「ミャアミャア」と鳴く不気味な鴉が現れる。その大名家では、気味が悪いと評判の姫をめぐる変事が続き、また巷では人に飼われるインコやニワトリを巻き込む不吉な事件が続いた。町に野鳥の姿は一向に戻らず…。南町奉行・根岸肥前守が鳥尽くしの謎に挑む。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞。15年に、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞。人気時代小説シリーズを数多く執筆。現代小説も執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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