文春文庫<br> やなせたかしの生涯―アンパンマンとぼく

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文春文庫
やなせたかしの生涯―アンパンマンとぼく

  • 梯 久美子【著】
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  • 文藝春秋(2025/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167923464
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

NHK朝ドラ「あんぱん」放送目前! 

梯久美子が書き下ろす「アンパンマン」の作者・やなせたかしの本格評伝

栗林忠道、島尾ミホ、原民喜などの評伝を手がけてきたノンフィクション作家・梯久美子が、綿密な取材をもとに知られざるエピソードを掘り起こした「やなせたかし」評伝の決定版。

高知県で生まれた嵩(たかし)は、幼少期に父を亡くし、再婚した母とも別れて伯父の家で育つ。
東京で美術を学び、デザイナーとなるが、徴兵され中国大陸へ。
戦場で飢えを経験したことと、たったひとりの弟が23歳の若さで戦死したことが、のちに「アンパンマン」の誕生につながっていく。

戦後に就職した高知新聞社で「韋駄天おのぶ」とあだ名される元気いっぱいの女性・暢(のぶ)と出会った嵩は、
再度上京し、妻となった暢とともに子どもの頃からの夢だった漫画家を目指す。
たくさんの挫折を経験し、ようやくアンパンマンを生み出すが、
「顔を食べさせるなんて残酷だ」「気持ち悪い」と大人たちからは大ブーイング。
だが子どもたちは、無垢な心でアンパンマンを愛してくれた――。

著者はかつて『詩とメルヘン』編集者として、やなせたかしのもとで働き、晩年まで親交があった。
子ども向けに書いた伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)はロングセラーとなり、小学校の教科書に採用されている。

2011年の東日本大震災直後、被災地からラジオ局にリクエストが殺到した「アンパンマンのマーチ」。
避難所で大合唱する子どもの姿に、92歳だったやなせは感動し、94歳で亡くなるまで、復興のために力を尽くした。
愛と勇気に生きた稀有な生涯を、評伝の名手が心を込めて綴る感動作。

(文庫オリジナル)

内容説明

自分の顔を食べさせる前代未聞のヒーロー、アンパンマンには作者の祈りと哲学が込められていた。家族との死別、胸がつぶれるほどのさびしさに耐えた幼少期、戦争の傷、下積みの苦しさと無名であることの悲しみ―。それでも生きることを肯定し、光にむかって歩き続けたやなせたかしの生涯を、評伝の名手が綴る感動作。

目次

序章 ふたつの別れ
1 父と母
2 伯父の家
3 青春の日々
4 軍隊へ
5 戦地
6 敗戦
7 弟の死
8 新しい出発
9 韋駄天おのぶ
10 ふたたび東京へ
11 転機
12 アンパンマン誕生
13 『詩とメルヘン』創刊
14 アニメになったアンパンマン
15 絶望のとなりに

著者等紹介

梯久美子[カケハシクミコ]
1961年熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、やなせたかしが編集長をつとめた雑誌『詩とメルヘン』の編集者となる。40代でノンフィクション作家としてデビューし、『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞ほかを受賞した『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮文庫)など著書多数。ジュニア向けに書いたやなせたかしの伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)の内容が、小学校5年生の国語教科書に掲載されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

96
文庫書き下ろしの本なので軽く読んでしまうつもりがページを開いてみると、予想以上に情報量が多く詳しく書いてあり、姿勢を正すような気持ちになった。抑制の効いた引き締まった文章もよろしく実に読み応えがある。もともとやなせたかし氏の人生には興味があって以前にウィキペディアを読んだりもしたが、こうしてまとまった一冊本として生涯を追うと感慨が違う。アンパンマンを生み出す以前でも、様々なクリエイティブな活動をされていたことを知ることができたのが大収穫。ところどころやなせたかし氏が作った詩が引用されているのが味わい深い。2025/03/31

ネギっ子gen

73
【崇が一番嬉しいのは、人を喜ばせることだった】アンパンマンの作者にして『詩とメルヘン』の編集長の生涯を、評伝の名手が綴る。巻頭に、白黒写真。巻末に、年譜と参考文献。<夫婦とも大の愛犬家だった/「崇さんは優しすぎて喧嘩にもならない」と言っていた暢。崇の仕事を支える一方で、茶道を教え、趣味の山歩きをした。/74歳で暢と死別。眠れず、食べられず……という中、アンパンマンを描くことで悲しみから立ち直った。その後も毎日アトリエで机に向かい、最後に入院したときも、病室のベッドで子どもたちのために絵を描き続けた>と。⇒2025/07/11

nyaoko

71
ドラマを楽しみに毎日見ており、旅行中に読んだので思いです深い一冊になりました。筆者が柳瀬さんと共に働いていたと言う事に驚いた。柳瀬さんも、水木しげるさんも、藤子不二雄さんも、戦争を経験した人だからこそ、命の尊さや、本当の正義について、子供達に伝えたいと生涯現役を貫こうとペンを持ち続けたのだろう。昔、柳瀬さんのドキュメンタリーを見た時、マンションの部屋の扉にアンパンマンやドキンちゃんのイラストがあって、ここは仕事部屋、ここは打ち合わせ、ここは僕の部屋と紹介されていた。あの優しい笑顔が今も懐かしくて蘇る。2025/05/02

いたろう

70
国民的キャラクター、アンパンマンの生みの親、やなせたかし氏の評伝。アンパンマンの最初の絵本ができたのが54歳の時で、テレビアニメ化されたのは、69歳のときだったという。アンパンマンで大ブレイクしたやなせ氏だが、それ以前もいろいろなことをやっており、広告デザイン、挿絵、詩、作詞、舞台美術、アニメの美術監督、ラジオドラマのシナリオ等々、「手のひらを太陽に」の作詞をしたのが、やなせ氏だったとは全然知らなかった。本書を読んで、やなせ氏の優しい人柄が、自己犠牲のヒーロー、アンパンマンを生んだということが納得できた。2025/06/12

おせきはん

44
アンパンマンの根底に、戦争だけでなく幼少期の体験もあったことがわかりました。他の人への思いやりにあふれたやなせたかしさんの生き様に心が洗われました。奥様の暢さんも気持ちのよい方ですね。2025/05/30

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