内容説明
旗本・大沢頼母の家来である二人の武士が深夜に斬殺された。久蔵らが探ると大沢は少しでも気に入らない使用人をすぐに手討ちにする残忍な性格であると分かり、事件の奥に深い闇が見え隠れする。更に繰り返される斬殺を止めるべく久蔵らは動くが…。江戸に蔓延る悪と情け無用に対峙する南町奉行所を描くシリーズ第二十一弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」で脚本家デビュー。以後、刑事ドラマ、時台劇を中心に、監督、脚本家として多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
118
シリーズの最新刊。なるほどこんな『恩返し』もあるのね。過去は過去、凛々しい母と息子がカッコイイ『助太刀』いつの世もこんな『いじめ』は許せない。大助の活躍が嬉しくもあまり深追いしないでと願う私(おばちゃん心配なのよ)そして、表題作の『手討ち』どれも安定の読み心地の第21弾だった。2024/12/21
やま
45
字が大きく、物語が単純で、勧善懲悪で、人情味がありすごく読みやすかったです。このシリーズも21冊目になります。著者も78才と高齢になり、今後共、長く続くことを願っています。物語は、南町奉行所吟味方与力の秋山久蔵は、剃刀久蔵と呼ばれ悪党に恐れられている。凄腕の遣いてである久蔵の剣が、悪党を裁く。シリーズ21作目。2024.12発行。字の大きさは…大。2025.07.04~08読了。★★★☆☆ 図書館から借りてくる2025.06.13 恩返し、助太刀、いじめ、手討ち、の短編4話。2025/07/08
真理そら
35
第三話「いじめ」は大助クン大活躍なので大満足のうちに読了。 2024/12/09