文春文庫<br> ミカエルの鼓動

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文春文庫
ミカエルの鼓動

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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922818
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【ぶつかり合う天才外科医たちの魂】

少年の命を救うのは、どちらの正義か。

大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。

そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の暗部を暴こうとする記者が、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。

二人の医師の「志」がぶつかり合い、大学病院の闇が浮かび上がる。
命を救うための、正義とは――。

気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。
堂々の文庫化!

内容説明

北中大病院の西條泰己は、手術支援ロボット「ミカエル」での心臓手術を成功させ、院内での地位を不動のものにした。しかし病院長は、心臓手術の名手・真木一義をドイツから招聘。難病の少年の治療方針を巡り、最先端医療か従来の術式かで二人は激しく対立する。そんな中「ミカエル」にある問題が発覚して―。

著者等紹介

柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で「2018年本屋大賞」2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Atsushi

84
七年前、体調を崩して半月ほど入院した。医師、看護師を始めお世話になった方たちへの感謝を今も忘れない。対立する二人の心臓外科医の物語。「平等な医療」 。矜持を持ち高い理想の実現を目指す姿に胸が熱くなる。広島ヤクザと将棋の駒に医療問題など。著者の引き出しの数の多さに脱帽です。2024/10/25

小説を最初に書いた人にありがとう

68
好きな作家の作品。これまで何冊も警察・法廷小説は読んできたが医療小説も最後まで楽しめた。ほんとに守備範囲の広い作家さんだ。大学病院を舞台に手術ロボット「ミカエル」を推進する外科医の西條。天才的な従来の手術を行う医師の真木が意見が分かれながらも、難病の少年の術式で対立。これまでの医療小説は派閥と権力争いが主軸になるものが多いが、今作は どちらも自分の信じる医療を信じる医師の衝突で信念の闘いで、医療における正義は読み応えあり。2024/11/30

やな

63
手に汗握りながら、一気に読了。面白かったがラストがイマイチやったな(^_^;)2024/11/11

あつし@

49
息つく暇もないと感じる緊張感、スピード感を味わって読んでいる時があった。内容にも、そんな自分の状態にも感動した。柚月作品は久しぶりだけど、検事シリーズ、虎狼シリーズに勝るとも劣らない秀作。なんと言っても、胸に刺さる言葉、文章が多くて、自分の中でこのところ低迷していた読む楽しみが蘇ってきた。よい作品を読むことは幸福感、満足感があることを思い出させてくれた。『願いは祈りだ。どのような崇高な僧侶も、富める権力者も、一国を瞬時に消滅させる力を持つ武器でも、人の祈りを止めることはできない。止める権利もない』2025/02/15

ぷらった

42
ロボット手術の是非を舞台に心臓外科の二人の医師の生い立ちを振り返りつつ人間模様が描かれる。医師ではない作者は手術シーンを克明に描写します。真面目な取材,本気の調査が反映されているのだと思う。確かに,現在,稼働している「ダビンチ」や「火の鳥」などの手術ロボットの不具合は,機械であるが故に潜在的に想定しうることですね。それを題材にした点が凄い。読み応えがあります。でも本書の終わり方は不満。なぜ素人が冬山?西條の生き方と妻とのその後,真木の人生,航くんの成長,雨宮の人生を綴る続編があると完成すると思います。2024/12/08

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