文春文庫 ペットショップ無惨―池袋ウエストゲートパーク〈１８〉

石田 衣良【著】

文藝春秋（2024/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 16cm
• 商品コード 9784167922719
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

時代の一歩先を駆け抜ける
切れ味抜群ＩＷＧＰシリーズ第18弾

窒息死させられた売れ残りのマルチーズ。
麻酔もかけずに帝王切開された繁殖犬。

揺りかごから墓場まで、
「かわいい」のすべてを金に換える悪質ペットチェーンの闇を、
過激な動物愛護テロリストとともに、
マコトが徹底的に暴き立てる！

表題作のほか３篇を収録。

解説・吉田大助

【収録作】
「常盤台ヤングケアラー」
祖母の介護で孤立する15歳が狙われた

「神様のポケット」
賽銭泥棒の疑いで逮捕されたアジア系外国人

「魂マッチング」
ゼロワンが出会った天真爛漫なアズサの抱える闇

「ペットショップ無惨」
急成長する企業グループのおぞましい実態

内容説明

窒息死させられた売れ残りのマルチーズ。麻酔もせず帝王切開された繁殖犬。揺りかごから墓場まで、「かわいい」のすべてを金に換える悪質ペットチェーンの闇を、過激な動物愛護テロリストとともに、マコトが徹底的に暴き立てる！表題作のほか３篇を収録。時代の一歩先を駆け抜ける切れ味抜群ＩＷＧＰ第１８弾。

著者等紹介

石田衣良［イシダイラ］
１９６０年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。９７年、「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。生き生きとした語り口と現在を映し出すエッジの鋭さが高い評価を受けた。受賞作に３篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』（文春文庫）でデビュー。２００３年、『４ＴＥＥＮ』（新潮文庫）で直木賞を受賞。０６年、『眠れぬ真珠』（新潮文庫）で島清恋愛文学賞、１３年、『北斗　ある殺人者の回心』（集英社文庫）で中央公論文芸賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ゴルフ72]

今回もスッキリさせていただきました。マコトとタカシ、そしてゼロ・・・昨今問題となっている「ヤングケアラー」「ペットショップ無惨」そんな問題点をわかりやすく解き明かしながら解決に向けてスッキリ解決させる。19作目も楽しみにしています。

2024/10/28

[kuchen]

ヤングケアラー、語学留学生、マッチングサイト、ペットショップに関わる事件。マコトに任せておけば安心の展開はいつも通り。ちらっと出てくる韓国風おにぎりがおいしそうだった。

2025/01/21

[niko]

久しぶりに読んだけど面白かった。表題作は辛くて泣きそうになった。マコトとタカシの共闘にわくわくしつつも、本作のお気に入りはゼロワン。

2024/12/01

[ウクレレで歌う]

久々に読む、池袋ウエストゲートパーク。「常盤台ヤングケアラー」や「魂マッチング」はなんとも悲しくてやるせない話だったった。表題作「ペットショップ無惨」もそうだけど、弱者を食いものにする集団は潰しても潰しても湧いてくるんだろうなあ。

2024/10/11

[マグナム]

動物が障害を被るとクーラーボックスに無理矢理入れ窒息死させるという残酷な殺し方をするのはたいへん遺憾に思う。

2024/11/13