内容説明
パリでのデビュー後、日本のシャンソン界を長きにわたり牽引した石井好子。幅広い役柄を演じ、個性的な名脇役として映画やドラマで活躍した沢村貞子。事務所の倒産や左翼運動での逮捕など、波瀾万丈な人生を送った二人が、日々の生活や家族のことを飾らない言葉で情感豊かに綴ったエッセイを収録。
目次
石井好子 第一部 アメリカでの私
石井好子 第二部 パリでの私
石井好子 第三部 母たちのこと
沢村貞子 第一部 下町
沢村貞子 第二部 震災と投獄
沢村貞子 第三部 台所から、茶の間から
沢村貞子 第四部 二人で歩んだ幾歳月
著者等紹介
石井好子[イシイヨシコ]
1922(大正11)年、東京生まれ。東京音楽学校でドイツ歌曲を学んだ後、フランス・パリにてシャンソン歌手としてデビュー。2010年、逝去
沢村貞子[サワムラサダコ]
1908(明治41)年、東京生まれ。日本女子大学在学中に俳優に。品のあるたたずまいと確固たる演技力で、300本を超える映画に出演。96年、逝去
川上弘美[カワカミヒロミ]
1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。94年「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。96年「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。19年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
たっきー
芙蓉
キー