内容説明
明治時代のニッポンに、感染症との終わりなき闘いに挑んだ男たちがいた。「細菌学の父」北里柴三郎と、陸軍の軍医総監にして文豪の森〓外。ふたりは同時期にドイツで学び、「感染症から国民の命を守る」という同じ目標に突き進んだ。それなのになぜ道を違え、対立したのか。誰も描かなかったライバル物語。
目次
第1部 青春―明治五年(一八七二)~明治十八年(一八八五)(阿蘇の大鷲―明治五年(一八七二)
津和野の胡蝶―明治五年(一八七二) ほか)
第2部 朱夏―明治十九年(一八八六)~明治二五年(一八九二)(エトランゼの舟歌―明治十九年(一八八六)
北里、ベルリン見参―明治十九年(一八八六) ほか)
第3部 白秋―明治二五年(一八九二)~明治三八年(一九〇五)(凱旋北里、冷遇される―明治二五年(一八九二)
亀清楼の闇鍋―明治二六年(一八九三) ほか)
第4部 玄冬―明治四一年(一九〇八)~大正十一年(一九二二)(旧師報恩―明治四一年(一九〇八)~明治四三年(一九一〇)
軍医総監・森〓外―明治四一年(一九〇八)~明治四二年(一九〇九) ほか)
著者等紹介
海堂尊[カイドウタケル]
1961年、千葉県生まれ。千葉大学医学部卒業。医学博士。第4回『このミステリーがすごい!』大賞の受賞作『チーム・バチスタの栄光』で、2006年に作家デビュー。医師としての豊富な経験を生かし、社会性に富んだ作品を次々と発表している。2008年には『死因不明社会Aiが拓く新しい医療』で第3回科学ジャーナリスト賞を受賞。デビュー作シリーズは累計1000万部を突破。映像化作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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