内容説明
川崎の土地神から突然突き付けられた“土地神失格宣言”に右往左往する横浜の神々。そこに町田の大神が参戦し、「町田県」実現の野望が浮上。しかし、その背後には、さらなる黒幕の影が―。普段は人の姿で暮らす土地神たちがそれぞれの神器を使い、なぜか大騒動を巻き起こす。神奈川ご当地ベストセラー、シリーズ第3弾。
著者等紹介
蜂須賀敬明[ハチスカタカアキ]
1987年神奈川県横浜市保土ケ谷区出身。早稲田大学第二文学部卒業。2016年『待ってよ』で第23回松本清張賞を受賞。第2作『横浜大戦争』は有隣堂横浜駅西口ジョイナス店で週間売り上げ総合1位を獲得するなど、大旋風を巻き起こす。2018年、同作で第4回神奈川本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anxiety
8
これだけ何でもありの、言ってしまえばバカバカしい設定にも関わらず、読者にツッコミを入れさせず、それどころか緊張感のある展開を保ちながら話を最後まで持ってくる著者の手腕はほんと凄いよなぁ、といつもながら感心。多摩や稲城、町田は親族の住む町でもあり、現在関西在住の私でも親近感を持ちながら読みました。文化圏的には神奈川なのに東京、という町田市の行政的な問題は実在する様ですが、それを擬人化するとこんなヘンな話になるか(笑)。おすすめ。2024/06/05
hyulala
3
横浜、川崎、町田の土地神がわちゃわちゃ。 神器を使った戦闘シーン浮かばないので映像化求めます。 最後はうまくまとまった印象。 横浜も川崎も町田も縁があるので非常に楽しく読みました。 最後、横浜市民を巻き込んだ演出があってとてもよかったです!2025/01/17
taro
3
今回主役は青葉ちゃん。川崎土地神の特殊能力の設定も相変わらず面白いしその先の展開にワクワクしますが、今回は単なる戦いだけではすみませんぞ。横浜の読書感想文の課題図書にすればいいなじゃないかなあ。次回はいよいよ東京23区と一戦交えるか?2024/05/20
鼻フック
2
区、市ごとに存在する土地の神をテーマにした神奈川ローカル小説第三弾。今度は川崎、町田と範囲が広がったのはいいけど、なんかはっちゃけすぎと言うか、何を読まされているんだという気になった。それを言ったら負けか。次作があるなら、きっと横浜以西の鎌倉や小田原あたりかはたまた東京か大阪か。2024/06/09
かずさん
0
次はいよいよ東京ですかね。2024/12/27