文春文庫<br> 他者の靴を履く―アナーキック・エンパシーのすすめ

個数:
電子版価格
¥800
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
他者の靴を履く―アナーキック・エンパシーのすすめ

  • ウェブストアに17冊在庫がございます。(2025年05月01日 20時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922092
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは? 感情的な共感の「シンパシー」ではなく、意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。

内容説明

「自分が生きやすい」社会に必要なものとは?感情的な共感の「シンパシー」ではなく、意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。うまく活用するために、自治・自立し相互扶助を行うアナキズムを提唱。新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。

目次

第1章 外して、広げる
第2章 溶かして、変える
第3章 経済にエンパシーを
第4章 彼女にはエンパシーがなかった
第5章 囚われず、手離さない
第6章 それは深いのか、浅いのか
第7章 煩わせ、繋がる
第8章 速いシンパシー、遅いエンパシー
第9章 人間を人間化せよ
第10章 エンパシーを「闇落ち」させないために
第11章 足元に緑色のブランケットを敷く

著者等紹介

ブレイディみかこ[ブレイディミカコ]
1965年福岡県福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。ライター、コラムニスト。2017年『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞、19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース 本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞、毎日出版文化賞特別賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

40
アナーキズムもエンパシーも、表層的な意味でしか捉えていなかったことに冷や汗。しかも最も遠い概念と思いきや。大学のテキストもエンパシーの解説は数行に過ぎなかったと記憶。氏の著作を読むと、日々ぼさっと生きていることを猛省するのだが本作も然り。再読必須。2024/06/06

阿部義彦

24
文春文庫新刊。ブレディさんの『僕はイエローで~』は単行本で直ぐに読みました。なんか一時時代の寵児扱いでメディアにもよく出てましたよね。そんなみかこさんの続編本でしたが、結構思想家の名前とその理論の紹介が多く、前作が売れたからと言って大衆に阿らない態度に好感を持ちました。私にとっても、読むのに時間がかかりました。エンパシーとアナキズムの話が一番得るところがありました。「エンパシーは我々が一つではなく、複数の世界に住むことを可能にしてくれる」アナキストの金子文子が、投身自殺をしようとしたエピソードが素晴らしい2024/05/22

山ろく

17
「他者の靴を履く」とは「その人になったつもりで想像力を働かせてみること」。自分は自分、でもそのうえで賛同できない敵が相手でも何を考えているかを想像・理解しようとする。これは「相手の痛みを自分の痛みとして感じる」のとは違って知的にも負担がかかる。自己が弱いと「強い」相手(カリスマ政治家や毒親、DV加害者など)にエンパシーは搾取され、自己が乗っ取られかねない。さらに国家への同調圧力の源ともなりうる。ということから副題の「アナキック」が効いてくる。なるほど、アナキズムと民主主義、そして教育との関係はそうなるのか2024/12/14

魚京童!

11
時期が時期だったらハマる本なのかもしれないけど、今はそんな気分でもなかった。面白くなかった。今は、追われていて、愉しくない。そして、やることは決まっているけど、やりたくない。だからこうして逃げている。最近、秋になったから飲めない。飲んでも面白くない。その結果、だらだら生きている。それはそれで楽しいけど、愉しくない。面白くない。考えたくない。2024/11/09

Inzaghico (Etsuko Oshita)

9
他者の靴を履くだけでは、どんどん他者に引きずり込まれて自分がなくなってしまうし、かといってアナーキーで好き勝手にしていると、他者を見殺しにすることになりかねない。アナーキーさとエンパシーの両方を持つことが大事だ。エンパシーはいいものでも悪いものでもないし、アナーキーも言葉が独り歩きしているほど悪いものでもない。「情けは人のためならず」というのが、日本語では一番近いのかもしれない。2024/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21881194
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品