出版社内容情報
【第53回大宅賞受賞作】
1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れて――50年前、「理不尽な暴力」に直面した著者が記した魂と悔恨のルポ。
1972年、キャンパスでいったい何が?
思想家・内田樹氏 推薦!
「同時代を生きた人間として樋田さんがこの記録を残してくれたことに深く感謝したい。
若い人に読んで欲しいと思う。
人間がどれほど暴力的になれるのかは知っておいた方がいい」
【本作原案映画、公開決定!】
『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』
(5 月25 日よりユーロスペース他で公開)
内容説明
1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れて―50年前、「理不尽な暴力」に直面した著者が記した魂と悔恨のルポ。第53回大宅賞受賞作。
目次
プロローグ
第1章 恐怖の記憶
第2章 大学構内で起きた虐殺事件
第3章 決起
第4章 牙をむく暴力
第5章 赤報隊事件
第6章 転向した二人
第7章 半世紀を経ての対話
エピローグ
著者等紹介
樋田毅[ヒダツヨシ]
1952年(昭和27年)、愛知県生まれ。県立旭丘高校卒業、早稲田大学第一文学部社会学科卒業。78年、朝日新聞社に入社。高知支局、阪神支局を経て大阪社会部へ。大阪府警担当、朝日新聞襲撃事件取材班キャップを務めたのち、京都支局次長、地域報道部・社会部次長、和歌山総局長。朝日カルチャーセンター大阪本部長等を経て、2012年~17年まで大阪秘書役を務め、同年12月退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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