文春文庫<br> 碁盤斬り―柳田格之進異聞

個数:
電子版価格
¥790
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
碁盤斬り―柳田格之進異聞

  • 加藤 正人【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 文藝春秋(2024/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月04日 14時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167921842
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

草彅剛主演の映画『碁盤斬り』の脚本家が自ら書き下ろした小説

映画『碁盤斬り』は、落語の演目として長く親しまれてきた「柳田格之進」を題材に、『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『凪待ち』などを手掛けてきた脚本家の加藤正人さんが、3年半の月日をかけて書き上げたストーリー。
この映画の世界を、加藤さん自身が小説として書き下ろしました。
登場人物の細かな心情の描写はもちろん、映画では描き切れなかった若き日の格之進の姿、また映画のラストの「その後」がしっかりと描かれており、小説好きの読者も十分に楽しめる作品です。

【あらすじ】
娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。
彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。
しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。
ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。
絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。
父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!

内容説明

娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。しかし、かねてから嗜む囲碁には彼の実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意するのだが…。

著者等紹介

加藤正人[カトウマサト]
1954年秋田県能代市生まれ。脚本家。ドラマ『水の中の八月』で第15回(1999年)モンス国際映画祭(ベルギー)最優秀脚本賞、映画『雪に願うこと』で第61回(2007年)毎日映画コンクール最優秀脚本賞、『クライマーズ・ハイ』で第32回(2009年)『孤高のメス』で第34回(2011年)『ふしぎな岬の物語』で第38回(2015年)日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞するなど、数多くの映画やドラマの脚本を手がける。早稲田大学大学院客員教授、東北芸術工科大学デザイン工学部映像学科教授、日本シナリオ作家協会会長、理事長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

94
いい話だった。心が洗われた。今の私たちへの戒めのようでもある。石を介し盤上では対戦相手と心が通じ合うらしい。そんな勝負を重ねるうちに人格も磨かれる。とても引き込まれた。「手談」というそうだ。囲碁を介し格之進の清廉潔白な人格に触れた源兵衛は、自分本意だった商売を改め他人の利益も考えるようになる。そしてそれが商いを大きくしていく。が、格之進にあらぬ疑いが持ち上がり、妻の自殺の真相も知ることに。仇討ちはどうなるのか、五十両の工面のため吉原に預けた娘お絹さんは、そして源兵衛は自戒の念が強すぎてどこへ行っちゃった?2024/03/27

ぶち

91
草彅剛主演の映画『碁盤斬り』の脚本家が、この映画の世界観を自らが小説として書き下ろしたもの。読んでいると映画のシーンがたくさん蘇ってきて、『碁盤斬り』の世界が二度楽しめました。 映画のラストの"その後"がしっかりと書かれていたり、人物の細かな心情まで書き込まれていて、映画とはまた違った趣も楽しめた読書でした。2024/07/06

たまきら

54
読み友さんの感想を読んで。人情噺・柳田格之進。子どもの頃から志ん生で聴き、大好きだったこの噺が映画化されたと知り、びっくりして小説を手に取りました。おお~なるほど、源兵衛さんとのやりとりをこんな風にまとめたとは…いいですねえ。この演出もなかなかです。早速映画予告編も見てみました。主役の草薙さんのストイックな雰囲気、良いですねえ。…でも、自分のイメージは二代目 中村吉右衛門なのでした。お絹さんは北川景子さんかなあ…。2024/08/04

どぶねずみ

50
映画は拝見済み。本書は原作ではなくノベライズだけど、最後が映画とは異なる。予定していたがのに時間が足りなくなって映像化できなかったのかどうかは不明だけど、この最後がとてもよかった。むしろ映画になくて残念だとも思う。武士の迷いなき心の清々しさを強く感じ、本書はノベライズだからそれ以上の清々しさはないはずなのに、更に気持ちがスッキリとした読後感で、全員が幸せに終わって何よりだ。お絹がずっと可愛かったが、その後の母になったお絹の映像も見てみたかったなぁ。2024/09/18

道楽モン

45
古典落語の柳田格之進が映画化され、そのシナリオのノベライズ。どう料理するのかお手並み拝見という生意気な目線で読み始めたのだが、脚本家すげーって感嘆する結果に。古今亭のお家芸であるこの噺は、現在の価値観と大きく隔たった武士の矜持が肝なので、その違和感から拒否反応を示す人も多い。ただ、そこを構成と演出とリズムで説得することにより無類の人情噺となる。古今亭志ん朝(三代目)、金原亭馬生(十代目)の音源や動画を観て欲しい。今回の映画化では背景や源兵衛の生い立ちを丁寧に補足して、一般人にも理解できる作品に。文句なし。2024/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21780498
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品