内容説明
仇討ちの助太刀ののち、死んだと思われていた松沼平八郎。しかし、実は、藩命により名を流源九郎と変え、素浪人として市井に潜んでいた。ある日、その素性を知る高見尚吾が源九郎のもとを訪れる。先月、空き家で女中と武士の死体が見つかり、情死と思われていたが、高見はその背後関係を極秘に調べてもらいたいと源九郎に頼み―。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、第22回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。88年『絆』で第41回日本推理作家協会賞長編部門を、90年『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説の旗手として絶大な人気を誇る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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