文春文庫<br> 播磨国妖綺譚―あきつ鬼の記

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文春文庫
播磨国妖綺譚―あきつ鬼の記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167921446
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美しく、時に切ない新たな“陰陽師”ものの誕生!
医術の才に恵まれた兄の律秀と物の怪の姿が見える弟の呂秀は、庶民の病を診て薬を方じ、祈祷で禍を退けながら暮らしている。村に流れる物騒な噂を聞き調べる中で、呂秀は「新しい主」を求める一匹の鬼と出会い――。室町時代の自然豊かな播磨国を舞台に、陰陽師の兄弟が様々な怪異に迫る。珠玉の連作短編集。(解説・細谷正充)

内容説明

医術の才に恵まれた兄の律秀と物の怪の姿が見える弟の呂秀は、庶民の病を診て薬を方じ、祈祷で禍を退けながら暮らしている。村に流れる物騒な噂を聞き調べる中で、呂秀は「新しい主」を求める一匹の鬼と出会い―。室町時代の自然豊かな播磨国を舞台に、陰陽師の兄弟が様々な怪異に迫る。珠玉の連作短編集。

著者等紹介

上田早夕里[ウエダサユリ]
兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞しデビュー。11年に『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年、『破滅の王』で第159回直木三十五賞候補。23年、『上海灯蛾』で第12回日本歴史時代作家協会賞の作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sin

62
物語で馴染みのある陰陽師が活躍した時代から離れて戦国と呼ばれた時代との狭間に地方で求められた「法師陰陽師」と呼ばれた者のハナシ…物の怪が見える僧と薬師の才を持つ兄の二人の蘆屋道満末裔の陰陽師が怪異と対峙する…といっても自然と共存するかのように生きる二人にはなかなか典雅な印象が強くおどろおどろしさはない。陰陽師と云えばあの安倍晴明が思い浮かぶがその敵役のような形で描かれる蘆屋道満も有名な存在だ。その子孫たちと云うのならばこの先道満が封じた式神を通じてその当時の真実の物語に至るのかもしれず興味は尽きない。2024/03/05

藤月はな(灯れ松明の火)

51
時は室町時代。播磨にて妖が見える呂秀と、妖は見えないが医術と妖を祓う力を持つ律秀は縁あって主を求める鬼の式神、あかつ鬼と主従を結ぶ事になる。陰陽師ものですが、この兄弟の場合、妖に対して有無を言わせずに調伏を施すのではなく、対話を以て落としどころを見つけている。そんな二人に蘆屋道満と共にあれなかった事をたった一つの悔いとし、必要に応じて悪役になるあかつ鬼が主従を結びたいと思ったのは道理だったのだろう。「八島の亡霊」の野暮に反しての後世の評価の無念さが印象的。そして怖がりな有傳氏の受難は何時、終わるのか(笑)2024/01/14

優希

49
面白かったです。自然豊かな中での陰陽の世界。様々な怪異に迫る風景が美しいと思いました。2024/02/15

Y.yamabuki

19
室町時代の播磨国、法師陰陽師の兄弟が活躍する短編集。薬師の兄律秀と物の怪の姿が見える弟呂秀、お互いの得意分野で協力し合う姿が良い。この二人は人にも、人にあらざるものにも優しい。落ち着いて読める作品。2024/03/09

A Y

9
本屋で出会って衝動買いだが、思った通りの私好みの話で嬉しい。この世のものではないモノとの距離が近かった時代に居たかもしれないと思いをはせながら楽しく読めた。陰陽師がいた室町時代の物の怪と人の織り成す出来事。物の怪の見える弟と見えない兄など登場人物も良い。怖くなくむしろ温かさがあるが、式神の従順ではなく問題起こしそうな面妖な一面など良いアクセント。毎話何が起こるのか楽しみで飽きずずっと読んでいられる。続編の文庫化楽しみ。2024/03/27

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