出版社内容情報
幕府の隠密組織「拾人衆」の一員となった無宿の少年、六維了助。
明暦の大火を引き起こした盗賊の「極楽組」を追う中で、父を殺した憎き男の正体が慕っていた光國と知る。裏切られた思いで仇討ちに走ろうとする了助を、剣術家の柳生義仙が取り押さえ、二人は廻國修行の旅へ――。傑作時代エンターテインメント第二弾!解説・吉澤智子
内容説明
幕府の隠密組織「拾人衆」の一員となった無宿の少年、六維了助。明暦の大火を引き起こした盗賊の「極楽組」を追う中で、父を殺した憎き男の正体が慕っていた光國と知る。裏切られた思いで仇討ちに走る了助を、剣術家の柳生義仙が取り押さえ、二人は廻国修行の旅へ―。傑作時代エンターテインメント第二弾!
著者等紹介
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年、岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビューする。2003年『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、10年『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、舟橋聖一文学賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞候補となった。12年、『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞。16年、『十二人の死にたい子どもたち』で第156回直木賞候補、23年、『骨灰』で第169回直木賞候補。漫画の原作、アニメやゲームの脚本など、小説以外の分野でもその才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
39
3巻目を購入した。この巻読了したはずなのに未読となってた。老いたのだねぇ2024/06/06
キムチ猫屋
12
拾人衆、幼いけど熱い!優しくて強い!彼らの想いに胸が熱くなる。義仙の問いかけ「何が許せない?」この場面、目が離せませんでした。因果との対決、義仙との旅で了助はどんどん成長していく、この旅が行き着く先は果たして!地獄なのか?極楽か?了助、愛おしいわぁ2024/11/19
活字スキー
12
【「鬼が、人に返らねば……どうする」「さて。鬼には鬼の住み処がありますが」】暴れん坊将軍ならぬ暴れん坊黄門ことヤング光國の下、拾人衆の一員としての務めに励む了助。明暦の大火を引き起こし逃走した極楽組を追って、捜査と騒動の日々が続く。大都市・江戸を舞台として権謀術数と魑魅魍魎が蠢くサスペンスはなるほど『マルドゥック』シリーズの作者らしいな、と思う。主人公はどちらかと言うとバロットよりも『ばいアス』のベルに近いけど。過去の過ちを認めた光國に代わって了助を導く存在になりそうな義仙はさしずめマイスター・レイか。2023/11/22
ふう
4
(2024.02.09)時代物はあまり読まないし、前作を読んでから時間が経っているので不安だったが、読み始めるとすぐその世界に引き込まれた。錦氷之介の生死もわからないし、極大師と光圀の対峙、そして何より了助と光圀の再会がまだなので、また続編があるのか?解説がドラマ化された時の脚本家さんで、最近問題になっている原作とドラマ化の問題にも通じる物があった。2024/02/12
takao
3
ふむ2024/08/27