文春文庫<br> 江戸染まぬ

個数:
電子版価格
¥800
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
江戸染まぬ

  • 青山 文平【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 文藝春秋(2023/08発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外,文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 42pt
  • 提携先に3冊在庫がございます。(2025年07月19日 13時06分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167920821
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

前藩主の子を産んで里に帰される下女のため、醜聞を売って金を作る。一季奉公の男の想いが衝撃の結末を呼ぶ表題作ほか、旗本の妻が親類七家に次々と頼みごとをする理由(「つぎつぎ小袖」)、武家の次男坊を振った女が本当に惚れていたのは、祖父だった(「台」)など、リアルな人間を鮮やかに描く傑作短編集。文庫あとがき収録。

著者等紹介

青山文平[アオヤマブンペイ]
1948年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業。経済関係の出版社に18年勤務、経済関係のフリーライターを経て、2011年『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞。2015年『鬼はもとより』が直木賞候補、第17回大藪春彦賞受賞。2016年、『つまをめとらば』で第154回直木賞受賞。2022年『底惚れ』で第17回中央公論文芸賞・第35回柴田錬三郎賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

87
部屋住まいの次男坊に婿養子の朗報→隠居の父に報告→貸本屋の依頼で一心不乱に写本に励む父→内職の写本は禁制の風俗本だったとは知らず→御公儀の目に→江戸追放→連座制で次男は中追放→案外さっぱり清々→他藩の参勤に雇われ街道を行き来する生活→あっさり刀も捨てる→賭場で用心棒になる→賊の襲撃を撃退し有名に→刀で生きる気持ちが湧く→他の組との出入り→風見の高台での乱闘中→大砲の轟音、見たこともない黒く大きな船。武家の次男坊が仕来りに縛られることなく転々と迎えた時代の変わり目がなんともユーモラス。上手い。とても上手い!2023/08/25

Roko

30
お武家様といっても、下級武士の次男ともなると大変だったんですねぇ。婿養子の口があれば御の字だけど、そういう運にも恵まれず、ずっと実家に住み続ける厄介叔父になってしまって肩身の狭い思いをする人もいたのですね。ご隠居さんになってから、趣味と実用を兼ねて書写の仕事をしていたら、それが禁書の書写だったということで流刑になってしまったり。生きづらかった武家の人たちの話って、なんだか現代のサラリーマンとも似ているのです。2023/10/11

Y.yamabuki

22
知らなかった江戸の事情が垣間見られて面白かった。武家の次男がこんなに大変だとは。養子先が見つからなければ医師か坊主という選択肢も有るらしい。窮屈な武士の身分から解き放たれたいと思う男もいれば、武士として人生を全うしようと足掻く者もいる。武士と町人の境が、揺らいでいく。村に商売が産まれて在郷町になっていく事もある。各話、それでこの人これからどうなるの?という興味を伴った余韻を残す。ニッチな話柄を扱ったものが多いが、著者によれば、資料を当たっての地道な作業から創り上げた作品のようだ。 2023/11/13

tomoka

14
青山さんの文章が好きです。あとがきで「求めるのは、当たり前の日常をリアルに描いた小説です。ある日、突然、ありえないことが起きる、といった設定には手が伸びません」とおっしゃっています。そうなのです、だから私は青山さんの小説が好きなのです。2023/09/08

coldsurgeon

11
江戸時代の日常にあった「史実」を題材に、江戸末期の人々の日常が描かれる。その史実は、歴史の教科書に明示されるものではなく、手記や日記に残っていたらしい出来事を史実ととらえ、現代社会に通じる人々の想いを伝える。短編集の良さで、よい終わり方を読むことができる。江戸末期の生活の匂いを嗅いだようだ。2023/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21367182
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品