内容説明
なぜこの国は目先の利益にとらわれ、将来を考えられない人間ばかりになってしまったのか?劣化する政治、迷走する外国語教育、目標なき経済活動…。わかりやすさばかりが求められる風潮に追随せず、立ち止まって考えることの重要性を説く。日本を代表する知性が縦横無尽に斬りこむ、心揺さぶる警世の書。
目次
1 時間と知性
2 ゆらぐ現代社会
3 “この国のかたち”考
4 AI時代の教育論
5 人口減少社会のただ中で
特別対談 内田樹×堤未果 日本の資産が世界中のグローバル企業に売り渡される―人口減少社会を襲う“ハゲタカ”問題
緊急提言 「人間的成熟」が望めない国の行きつく先は―サル化する日本
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部名誉教授。『私家版・ユダヤ文化論』で第六回小林秀雄賞を受賞。第三回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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