内容説明
食べ物エッセイの金字塔・丸かじりシリーズ。1994年刊行の『タコの丸かじり』から最新刊『サクランボの丸かじり』まで、計42巻から選りかじった文庫傑作選。「下から目線」でスルドク見抜くのは、誰もが見慣れた食卓にある、誰も気づかないこの世の真理なのだ
目次
定食屋でビールを
丼症候群
揚げ物大好き
単品おしながき
食べる前に見よ
ある日のさだお
大盛り!解説編
著者等紹介
東海林さだお[ショウジサダオ]
本名庄司禎雄。昭和12(1937)年東京生れ。早稲田大学露文科中退。45年第16回文藝春秋漫画賞、平成7年第11回講談社エッセイ賞受賞。9年漫画とエッセイ両分野の活躍により第45回菊池寛賞受賞。12年紫綬褒章受章。13年第30回日本漫画家協会賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Karl Heintz Schneider
21
ご存じ東海林さだおさんの丸かじりシリーズ。選りすぐり傑作選である。第二章の「丼症候群」では丼物に特化した作品ばかり並べられている。中華丼・親子丼・かき揚げ丼・鉄火丼・目玉焼きかけご飯・冷やしかつ丼・汁かけ丼。一番気になったのは、豆腐丸ごと一丁丼。おでんのつゆに浸して味がしみ込んだ豆腐丸々一丁を丼ご飯にのせたもの。おでん専門店「お多幸」で実際にあるメニューらしい。「豆富食堂」では「とうめし」と呼ばれているとか。機会があれば食べに行ってみようと思っている。2023/05/12
まぶぜたろう
19
今年は仕事で出張が多く、その度に持って行って、新幹線で崎陽軒のシウマイ弁当と国技館焼き鳥とビールと共に読んでいたんだが、いつ読み終えたのか忘れた。■丸かじりシリーズのいいとこどりだから、面白いに決まってるので、特に感想はない、でもダイジャブ。■と、amazonを見てたら、「東海林さだお選「クッキングパパ」のこれが食べたい!」という本に気づいた。来年の新幹線のお供は決まった。2024/12/19
いなとも
9
東海林先生のライフワークの一つ、丸かじりシリーズのベスト版。食べ物に対する着眼点と行動力、愛情は言うまでもない。そしてとにかく面白い。腹減った時に読むと余計に。2023/05/05
sasha
9
「丸かじり」シリーズの中からの傑作選。全シリーズ目を通しているので、再読になるんだが、これを読むと影響されるのよ。我が家の食卓が。今日のお昼ご飯も著者直伝の「バター醤油かけご飯」だったしね。普段の食べ物のエッセイって強い誘惑が多いよね。2023/03/24
とらやん
8
あー、やっぱりワシはこう言う方が好きですじゃ。今までの丸かじりシリーズの傑作集。東海林さだおが嫌いな人っているのかなあ。2024/02/21