文春文庫<br> 鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿―稲村ヶ崎の落日

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文春文庫
鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿―稲村ヶ崎の落日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167919450
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



鳴神 響一[ナルカミ キョウイチ]
著・文・その他

内容説明

鎌倉山の邸宅の書斎で文豪・蘆名盛雄が死体で発見された。神奈川県警捜査一課の吉川元哉がコンビを組まされたのは、幼馴染みで鎌倉署刑事課の小笠原亜澄。年下なのに生意気で口煩い亜澄だが、抜群の推理力で、これまでも共に難事件を解決してきた相棒だ。聞き込みを開始すると蘆名の遺作原稿が見つからないというのだが…。カワイイけど生意気な名探偵、誕生!!

著者等紹介

鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。中央大学法学部卒。2014年に『私が愛したサムライの娘』で第6回角川春樹小説賞を受賞しデビューする。同作で15年に第3回野村胡堂文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

259
タイトルの通り、鎌倉は稲村ヶ崎付近で起きだ事件を追う亜澄さんと元哉くんのコンビのお話ですが。二人は幼馴染なんだって。でもって、亜澄さんの方が2歳下なんだけど、先に出世していると。フム。なんかこう言う設定は形を変えてありがちな感じがしないでも無い。そうであるなら、何かしらの工夫が欲しくなってしまいますけどね。著者の鳴神さんは、単にこう言うキャッキャした感じのやり取りを書きたかったのかしらん。亜澄さんは切れ者のって言う感じはしませんでしたけど、要所要所でハッタリをかますのウケますね( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。2023/11/20

yukision

71
鳴神さんの新シリーズ。鎌倉のお屋敷で文豪と言われる高齢の作家が死体で発見され,原稿が無くなっていた。間もなくフリーライターの死体も近所で見つかり,関連性を捜査し始める。小笠原亜澄と吉川元哉という幼馴染同士の刑事二人の掛け合いは軽快で,鳴神さんらしい読みやすさもありあっという間に読み終えた。2023/05/11

海猫

66
鎌倉山にある豪邸で文豪の死体が発見される。彼の遺した原稿を追え!捜査するのは鎌倉署刑事課の小笠原亜澄と神奈川県警捜査一課の吉川元哉。幼なじみの凸凹コンビの掛け合いが楽しい。主に事件を推理するのは亜澄の方であるが、彼女は冷静な探偵役では全くない。感情表現が激しく、表情がくるくる変わるのが目に見えるよう。しかも時には強引な手で捜査もする。亜澄が元哉を引っ張り回している感じが面白可笑しく、どこか危なっかしい。けれどもお話は着実に進み、スッキリとした解決がある。シリーズが続けば亜澄と元哉の関係性は変化するのかな?2022/10/12

rosetta

33
★★★☆☆鎌倉の文化財レベルの御屋敷で、文化勲章を貰った程の95歳の大御所作家が謎の薬物死。書き上げたはずの小説『稲村ヶ崎の落日』が見つからず。一件が自殺と判断された頃近くの池でフリーライターが撲殺される。鎌倉署の小笠原亜澄と幼なじみの県警刑事吉川元哉の凸凹コンビは地元の勘を活かして独自に事件を追う。戦時中の悲劇や大財閥の当主が絡みなかなかの味わいではある。しかし表紙のせいかラノベ臭を感じてしまい推理もご都合に思える。それでもまあキャラは生きているので続編もありなのかな?2022/12/10

よっしー

29
タイトルが気になって手に取ったのですが…可もなく不可もなくといった感じです。サクサクとは読めるのですが、淡々と話が進んでいく感じがして、少し物足りなさを感じました。せっかく「鎌倉」とタイトルにあるので、もう少し鎌倉らしい場面を盛り込んでほしいかなとも思いました。2023/08/22

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