出版社内容情報
散歩の途中、質の悪い男ら相手に土下座する町人を見かけた清兵衛。町人は賭場で借金をつくり、女房と息子を巻き込んでの騒動に……。
内容説明
桜木清兵衛は散歩の途中、柄の悪い男たちを前に土下座する町人・和助を見かける。引っぱたかれ、傍にいた息子が泣いていた。清兵衛が割って入り訳をきくと、和助は賭場で借金を作ってしまったという。後日、和助の女房が男たちに連れ去られたことを知り…。元風烈廻りの与力が活躍する人気の文庫書き下ろしシリーズ第7弾。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て94年作家デビュー。書き下ろし時代小説の人気シリーズが多数ある。2020年に日本歴史時代作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
73
武士の流儀 7巻。元風烈廻り与力桜木精兵衛さん、散歩の途中、土下座する町人を助けたことから大活躍の展開に・・・大活躍良いですね。2022/09/23
ひさか
21
2022年6月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ7作目。縁の下の力持ち、復讐、迷える髪結い、組糸屋の女、の4つの連作短編。妻の安江さんの存在が楽しく面白い。組糸屋の女では、安江さんも事件に巻き込まれたようなことになってしまって、清兵衛と一緒に事件解決までの道をたどることに…。武士の妻の流儀とでもいうような安江さんのセリフが楽しい。2023/03/20
ごへいもち
7
今回はちょっとスカッとしない感じだった2025/01/20
犀門
3
No.068★★★☆☆隠居しても元御番所の役人清兵衛さんの洞察は鋭いのだ。2022/09/13
goodchoice
3
いつ読んでも主人公清兵衛の飄々としながら、熱い人情に溢れる行動に好感が持てる。まだまだ続いて欲しいシリーズだ。2022/07/26