文春文庫<br> ル・パスタン

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文春文庫
ル・パスタン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167918330
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ル・パスタン――フランス語で「暇つぶし」。文豪にとり、それは食、劇、旅、幼少の思い出。さあ「自分のパスタン」を探しましょう。

内容説明

「ル・パスタン」、フランス語で「暇つぶし」。多忙ながら締切を厳守した池波正太郎。文豪の仕事術の極意はどんな時でも心楽しむ方法を知っていたこと。可愛がってくれた曾祖母の思い出、贔屓の歌舞伎役者、ヨーロッパ映画、フランスの村へ憧れのジャン・ルノワールの墓参り。ストレスを乗り切るヒント満載の画文集。

目次

1(川千鳥;大蒜うどん;たくあんもち;チューインガム;虫やしない;カツ丼;弁当;スープ茶漬け;コーヒー;ギンバイ;おでん;東郷元帥;コーシー;蕎麦;稲荷ずし;チャンポンとシューマイ;アイスクリン;幕間;ホットケーキ;そうめん)
2(女に征服された劇場;作家の工房;贅沢の味;八十五歳のブレッソン;ビリヤード;アーヴィング・バーリン;市川崑;歌曲と時代;マルサの女;中村富十郎;ガルボの近況;ふたりの星;カルメンの悲劇;ジョージの恋人;九紫火星;元禄忠臣蔵;ジュリオの当惑;平井澄子の会;タンゴ・アルゼンチーノ;フレッド・アステア;ギャルソン;ラジオ・デイズ;フラワーズ;竹取物語;或日の観劇;勧進帳;サイレント・ボイス;ロビンソナーダ;帝都物語;黒い瞳;宇野重吉;スイート・スイート・ビレッジ;フルメタル;美男三人;殺陣師・宮本曠二朗)
3(フランス料理;パリの居酒屋;フランス日記;ヴェニスにて)
4(なまけもの;祇園小唄;明治一代女;焚火;紙芝居;サンタクロース;新年の竹馬;蕪;法事;古き、よきもの;汚染臭気;甘ったれ;開発と野良猫;マユとヒゲ;気学;越中・井波;遷都;プラネタリウム;エディ王子;犬と猫;佐土原先生;農家の嫁;せっかち;散歩;散髪)

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30(1955)年、東京都職員を退職し、作家活動に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。作品に「剣客商売」「その男」「真田太平記」“仕掛人・藤枝梅安”シリーズなど多数。平成2(1990)年5月3日没。東京・浅草に池波正太郎記念文庫がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まいさん

10
池波正太郎自筆の味わい深い挿絵がカラーで配された晩年のエッセイ集。「ル・パスタン」は、フランス語で「暇つぶし」だそう。歌舞伎や映画の話、思い出の味やフランス、イタリアへの旅行記等々。2024/10/16

Kira

10
図書館本。「週刊文春」に1986年11月からおよそ2年にわたって連載された画文エッセイの新装版。苦手なエッセイも池波氏の書いたものなら読めた。なにしろ語り口が小説のそれと同じで、違和感なく読めてしまう。特に、食に関する話が興味深い。池波小説に出てくる数々のおいしそうなものの原点を見たような気がした。加えて、池波氏の描いた絵の味わい深いこと。まことに才能にあふれた方だったのだなと、実感した。2022/05/06

海猫兄弟

3
4部構成になっているが特に食への記述が面白かった。鯛の握りを千枚漬けで包み昆布で胴巻きにした寿司を食べるために京都に通い詰め、終いには自分で真似て作るなど探究心には恐れ入る。うどんや蕎麦のつけダレにすり下ろした大蒜を入れるなどちょっと真似をしてみたい。フランスの田舎を旅すれば、ボリュームのある夕食に備え朝食と昼食を我慢し同行者達がギブアップするのを横目に一人完食する。これを自慢気に描くあたりが何とも微笑ましい。パリのアイスクリーム屋では行列に2度も並んで計4個も食べる。池上正太郎の人間性がさらされた一冊。2025/02/03

八百蔵

2
時代と共に考え方が古くなるのは当然だが、その中に、やはり人間、そうそう変わらないもの、これをスパッと切り出して見せてくれるのは、ヤッパリ一流の作家の仕事。2024/03/31

vivi

1
★★★☆☆2022/05/28

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