文春文庫<br> 千里の向こう

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文春文庫
千里の向こう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167918279
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

龍馬とともに暗殺された中岡慎太郎。庄屋の家に生まれたいごっそう(頑固者)が謀略うずまく幕末を駆け抜けた。稀代の傑物の一代記。

内容説明

武市半平太に導かれ、土佐北川郷の庄屋の息子・中岡慎太郎は幕末維新の表舞台に躍り上がる。盟友・坂本龍馬とともに長州の高杉晋作・久坂玄瑞・桂小五郎、薩摩の西郷隆盛・大久保利通らと交わり、ついに維新の転換点となる薩長同盟を成し遂げる。奔放不羈の龍馬とは正反対の生真面目で理屈っぽいいごっそう(頑固者)の一代記。

著者等紹介

蓑輪諒[ミノワリョウ]
1987年栃木県生まれ。2014年、丹羽家の敗者復活劇を描いた『うつろ屋軍師』で第19回歴史群像大賞に入賞し、デビュー。2018年『最低の軍師』で「啓文堂書店時代小説文庫大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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永野芽郁と田中圭を足して2で割った寺

55
中岡慎太郎を主人公にした歴史小説。幕末ものをあれこれ食い散らかすように読んできた私にも、すいすい読めるいい時代小説だった。慎太郎と共に時代をぐんぐん前へ前へ進む一方のような、目的に向かう小説だと思った。最近の幕末研究も取り入れてあるのも良い。ただ、小説に史実を言うのは野暮だが、慎太郎と坂本龍馬の面識は、薩長同盟締結奔走時以前にはほぼ確認できないらしい。いくら一緒に死んだからといって、宿命の2人のように描かれるのはベタではある。中岡慎太郎は、龍馬がいなくとも単独で魅力ある人物である。褒め過ぎたくはないが。2022/03/04

かずぺん

6
この時代に生きる人たちは、時間を大切にしていることが実感できます。2022/05/30

スプリント

6
前半生にページが割かれすぎていて後半の倒幕に向けた岩倉具視との邂逅などにほとんど触れられていないのが残念だった。2022/03/19

k-katayama

5
幕末土佐藩の二人の志士。今まで、龍馬を軸に描いた小説はたくさん読んだが、中岡慎太郎を中心にした物語は初めて。新たな視点で、幕末の史実を見返すことが出来、おもしろい時間を過ごせた。2022/09/27

keisuke

3
いろんな幕末小説に名前は出てくるけど、主人公にしなることはない中岡慎太郎。こうして中岡慎太郎を主人公にした小説をようやく読めて嬉しかったです。2022/03/10

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