出版社内容情報
直木賞候補作『ふたご』の著者が、大切な本を通して、自身の人生のターニングポイントとなる瞬間を切り取った、瑞々しい初エッセイ。
内容説明
友だちとうまくいかなくなった時、恋人と別れた時、どうすればいいのか、いつも本が教えてくれた。村上春樹「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」、宮下奈都「羊と鋼の森」、吉田修一「パレード」、西加奈子「サラバ!」…。大切な本を通して、人生のターニングポイントとなる瞬間を切り取った、瑞々しい初エッセイ。
目次
犬の散歩
皮膚と心
もし僕らのことばがウィスキーであったなら
パレード
羊と鋼の森
コンビニ人間
妊娠カレンダー
火花
ぼくは勉強ができない
サラバ!
花虫
武道館
詩羽(しいは)のいる街
悪童日記
空っぽの瓶(ボトル)
フェミニズム批評
グレート・ギャツビー
夏の夜
ひとりの時間
著者等紹介
藤崎彩織[フジサキサオリ]
1986年大阪府生まれ。2010年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た4人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノ演奏とライブ演出、作詞、作曲などを担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。文筆活動でも注目を集め、2017年に発売された初小説『ふたご』は直木賞の候補となるなど、大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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