出版社内容情報
桜木清兵衛の古くからの友人・勘之助に一大事が。次男が親しくしていた大身旗本の奥方が姿を消したのだ。清兵衛は行方を探すが……。
内容説明
桜木清兵衛の古くからの友人・勘之助に一大事が出来する。次男の勘次郎が親しくしていた、大身旗本の奥方が姿を消したのだ。奥方は夫との関係に悩んでいたという。万が一の事態になれば、勘次郎が疑われ、お家の存続すら危うくなる。清兵衛は奥方の行方を捜そうと、知恵を絞るのだが…。文庫書き下ろし人気シリーズ第6弾!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て94年作家デビュー。書き下ろし時代小説の人気シリーズが多数。2020年に日本歴史時代作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
67
武士の流儀 6巻。桜木清兵衛さんと妻安江さんとの会話のが面白いですね。安江さん「多くを語らず、黙して忍従でございますか」桜木清兵衛さん「うむ」安江さん「武士たる者の流儀だと感心いたしましたわ」 今回も困り事の解決面白かったです。2022/02/17
ひさか
14
2021年10月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目。一目惚れ、名無しの権兵衛、出戻り、太郎、の4つの連作短編。元町奉行所の与力を隠居した桜木清兵衛が人々の困り事を解決。名無しの〜で、妻の安江さんとの二人三脚で、謎の商人を突き止めるところが楽しくて面白い。2021/12/30
ごへいもち
13
毎回ハッピーエンドなので読むのが気楽2025/01/14
gigi
3
同心を隠居した清兵衛は、今回も市井の慎ましい暮らしの人々の困り事に首を突っ込み、解決してゆきます。困り事は今と変わらず、人と人の間にあり、清兵衛の様に地味に汗をかいて、さりげなく人に寄り添えたら、定年後の穏やかな日々も、よりワクワクするかな〜などと思い読みました。武士の流儀はシリーズを通し、穏やかな気分で読む事が出来ます。2022/03/29
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