出版社内容情報
私たちの過去、現在、そして未来はすべて企業が決めていた!
イギリスを代表するジャーナリストが世界のタブーを徹底追及。英BBCが番組化し大反響!
日本では単行本刊行当時、「林先生の初耳学」(TBS系)で紹介され、話題になった書の文庫化。
【現金の消滅】
1998年、スタンフォード大学。のちのペイパル創業者達が出会い、始まった。
【熾烈な格差】
2009年、中間層消滅を予言した銀行家。富裕層OR貧困層ビジネスへと舵が切られた。
【ダイエット基準】
ダイエット関連業界の儲けのために、BMIを27から25に引き下げ、肥満人口を増やす。
【買い替え強制の罠】
1932年、電球の寿命が6カ月に決められる。アップル製品のバッテリー問題も。
【フェイクニュースの氾濫】
1981年、マードックとサッチャーが取引。有名メディアが買い取られる。
ほかにも、【投機リスク】【租税回避のカラクリ】【薬漬け】【改革されない働き方】【新自由主義の誕生】【企業の政府支配】【AIに酷使される未来】【知性の取引】【21世紀のインフラ】にまつわる密約など。
文庫解説:佐藤優
内容説明
いま我々をとりまく世界は偶然の産物ではなく、一握りの富豪たちのある意図のもと成るべくしてなった姿だ。電子マネーが人を借金漬けにし、低脂肪食品が肥満を増やし、車やiPhoneのアップグレードは際限なく続く。人間がロボットの仕事を奪い合う日も近い。14の観点から世界の過去現在未来を描く恐るべき書。
目次
現金の消滅
小麦の空売りとアラブの春
租税回避のカラクリ
貧富の格差で大儲けする
肥満とダイエットは自己責任か
国民全員を薬漬けにする
働き方が改革されない理由
終わりなき“買い替え(=アップグレード)”
権力を持つのは誰か
企業が政府を支配する
フェイクニュースが主役になるまで
ロボットと人間の未来
人類史上最大案件=「知性」の取引
21世紀のインフラストラクチャー
著者等紹介
ペレッティ,ジャック[ペレッティ,ジャック] [Peretti,Jacques]
1967年、イギリス・ワトフォード生まれ。ジャーナリスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業。イギリスBBCにてドキュメンタリー番組を手掛ける。ガーディアン紙、ハフィントンポストなどで活躍中
関美和[セキミワ]
慶應義塾大学文学部・法学部卒。電通、スミス・バーニー勤務を経て、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経て、クレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務める。杏林大学外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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