内容説明
バブルが膨れようが弾けようが、ケチなアガワの日々は変わらない。超豪華ホテルに執筆で缶詰になるも持参した服は“一張羅”のみ、髪は自分でカットし欲しい物は三日考えて買いそびれ、たまーに贅沢をしたあとは激しく落ち込む―華やかな時代を経て歳を重ね、いまだから分かるシアワセがあるのだ。共感必至の痛快エッセイ!
目次
アンチバブルの戯言
髪型の傷
タイツ復活の日
セルフカットの罪
アガワ、バブるの巻
歩くエレガンス
老婆の心
買いもの嫌い
出す力
サングラスと老眼鏡
うだうだ旅
人に音あり
思い出アクセサリー
私をスキーに誘わないで
ない生活
五十一の手習い
変わらなきゃ!
リアル・エクスタシー
大人のツリーハウス
お風呂の愉しみ
村長から一言
ときめきシューズ
二つ買いの幸せ
ローズピンクリターン
褒めたりけなしたり
首巻き属の変遷
バッグの憂鬱
髪をいじる女
カランカラン族
品格と我慢
著者等紹介
阿川佐和子[アガワサワコ]
1953(昭和28)年東京都生まれ。エッセイスト。作家。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。『ああ言えばこう食う』(檀ふみ氏との共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。『聞く力』が2012年間ベストセラー総合1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
米太郎
25
・バブルにはそもそも産まれてなかったが読んでみた ・『流行は似合う似合わないを超える』2023/02/02
chatnoir
15
表紙がかわいらしくてニマニマしてしまう。バブルを主題にはしているけど、もともと良いお家のお嬢さんにはさほどの影響はなかったみたい。当時はアルバイトすら働けは働くほど実入りも良かったし、みんなで贅沢してみんなでもうけてた感じがする。数年上の世代まで、会社の内定で海外旅行は本当に聞く話だったなぁ。中期国債ファンドなんか100,000円の一ヶ月の利息が3000円以上だったし、郵貯の定期は1000円に一ヶ月1円の利息が付いたよ(ただし、1000円づつの定期で...笑)。2021/11/08
黒川立夏
6
雑誌「GOLD」に連載されていたエッセイ。タイトルほどバブルらしさはありませんが、ファッションの話が多かった。小物とかメイク含めて。アガワさんがゴルフ好きなのは知ってたけど、51才から始めたのは知らなかった。私は今から新しい習い事をする気は全くない。行動力があるなと感心した。2021/05/30
キリン
5
バブルねー。そんな記憶無いなあ。2021/07/09
Takahide✈Yokohama
1
最初の話以外はバブルとあまり関係ない。アガワさん、背は150cmしかないんだ。父も兄も低くはなさそうなので母親が小さいのかな?2023/03/17