出版社内容情報
父がネット犯罪に巻き込まれて逮捕された。真犯人を捕まえるため、悠馬は友人の暁斗と調べ始めるが――。真相にたどり着けるのか!?
内容説明
中学二年生の悠馬は、父親がある事件で逮捕され、学校でいじめられるようになる。そんな悠馬の唯一の理解者が、転校生の暁斗だった。ある日、暁斗から真犯人を捕まえようと提案され、二人は事件を調べ始める。ところが、悠馬たちの行く先々に謎の男たちが現れて―。はたして二人は真相に辿り着けるのか!?
著者等紹介
神永学[カミナガマナブ]
1974年山梨県生まれ。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。同作から始まる「心霊探偵八雲」シリーズが若者を中心に圧倒的な支持を集める。小説のほかに舞台脚本も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソルティ
306
読みやすくて先も気になってサラサラいけました。真実を追っている過程で、まさかのそれ?!いやそれにしちゃうとなんでもありになってしまう⋯。しかも最終的な真実は随分地味笑。ま、作者が言いたいのはミステリーの真実ではなくていじめ問題の心理や感情とどう立ち向かうか、というところ。なるほどともいいこと言ってるとも思う。この内容で少しでもそういう人たちに希望が持てると良い、と思う。「「ああ。あれくらいの年頃のときって、酷く世界が狭いんだ。自分の見ているものが、全てだと錯覚している。本当は、世界はもっと広いのに─」」2022/03/02
ぽてさら#アーニャかわいい
19
*あらすじ*ある事件によって人生が変えられてしまった悠馬は、同じクラスのマサユキ達からのいじめに耐える日々を送っていた。そんな中でも自分を強く持てたのは、唯一悠馬を支えてくれた暁斗の存在があったからだ。そんな暁斗に励まされ、悠馬は自分の人生を変えたあの事件の未だ解明されていない真相を追うことを決意する。真実を調べていくうちに悠馬が行き着いた驚愕の事実とはーー。2022/04/05
こばゆみ
8
んーーーある意味「夢オチ」的な展開で、最後に明かされる主人公の父親が巻き込まれた事件の真相も、「その程度の動機でそこまでする!?」っていう感じの内容で…(^_^;)。いじめや自殺もこうやって安直に混ぜ込んでほしくないなーって、完全に個人的な願いですが思ったのでした…2021/05/11
Polo
7
なるほどねー。タイトルのガラスの城壁はいくつかの解釈ができそう。後半は一気読みだった。2021/07/04
かずぺん
6
テンポ良く読めました。面白さの中に現代の闇が見えました。考えなければならない課題です。2021/06/01