文春文庫<br> コルトM1847羽衣

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文春文庫
コルトM1847羽衣

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  • サイズ 文庫判/ページ数 468p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167915902
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

羽衣の二つ名を持つ女渡世・お炎は、最新式六連発銃・コルトM1847片手に佐渡へと渡る。江戸の暗黒街を描く人気時代小説第二弾!

内容説明

女渡世人の羽衣お炎は、失踪した思い人・信三郎を追って佐渡へと渡った。軽業師のおみんを味方に得たお炎は邪教集団“オドロ党”が跋扈する島の実態に戦慄する。佐渡奉行に薩摩浪士も絡む謎また謎。金山の底で背中の切り札、最新式コルトM1847が火を噴いた!正統時代伝奇×ガンアクション、シリーズ第2弾。

著者等紹介

月村了衛[ツキムラリョウエ]
1963年、大阪生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

20
ザッツ エンターテインメント! 仕事が忙しくなかったら一気読みだったろう。 「コルトM1851残月」も面白かったが、こちらの方がスケールが大きくなっている。 彼の機龍警察シリーズも面白いが、どちらかというとこちらの方が好みかな。 敵もなかなか強い。 月村ファンは、前作とは話が全く異なるので、こちらから読んでも全く問題なく楽しめる。 映画化しても面白いだろう。 ★★★★2022/04/09

じゅむろりん

13
前作コルトシリーズ残月を丁髷ロワールと評したが、今作は女任侠伝奇活劇の風体。惚れた男の行方を辿り、流れ着くは佐渡の金山。地の底より現れた、オドロ様なる異形の邪神。果たして焦がれる想い人か。江戸末期の権勢に、毅然と向かい仁義を通す。羽衣お炎の気風に惚れた、仲間と共に悪を討つ。ってな感じの小気味良い娯楽作品です。余談ですが、長崎の四海屋と聞くと、老舗チャンポンを思い出すのは私だけでしょうか。3作目も書いて欲しい。2022/04/29

うさみP

10
銃は花。銃は女。女には銃がよく似合う。江戸経済を支える最底辺の地獄である佐渡。恋人を探しに訪れたお炎。鉄火の羽衣小町が手に持つのは、異国から渡ってきた最新鋭の拳銃『コルトM1847』。啖呵と共にバン×6と火を噴き、黄泉黒坂から湧き出る悪鬼羅刹を撃ち倒していく(その後せっせと弾込めするのはご愛敬だよ)。前作とはうって変わって、気持ちいい活劇でありながら、裏で島津と公武による暗闘も忘れない。身分の外で生きる者たちの哀愁。2020/11/22

Schunag

6
文庫版での再読。前作『コルトM1851残月』がロマン・ノワール/フィルム・ノワールによる、日本式サムライ・フィクションの再解釈であったとすれば、初読時には伝奇要素に気をとられて気づかなかったが、本書はマカロニ・ウェスタンではないか。古き良き伝奇時代小説へのオマージュは文体が告げているが、プロットや仕掛けは『ナヴァロンの要塞』型の敵地潜入アクションであり、また幕末の激動をにらんだ謀略小説でもある。どでかい6連発拳銃を粋に襟を抜いた背からぞろりと抜き出す女侠客、という絵面のカッコよさよ。2023/11/17

terukravitz

5
★★★☆☆2020/11/04

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