文春文庫<br> 全滅・憤死―インパール〈3〉

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文春文庫
全滅・憤死―インパール〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 729p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167915360
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

インパール作戦の悲惨と愚劣を記録するシリーズ完結編。戦車支隊の最期を描く「全滅」と「祭師団」の悲劇を描く「憤死」が一冊に。

内容説明

インパール作戦惨敗の主因は、軍司令官の構想の愚劣と用兵の拙劣にあった。インパール盆地の湿地帯に投入された戦車支隊の悲劇を描く「全滅」、軍司令部の無謀な命令に悩まされ続けた“祭”第十五師団長と参謀長の痛憤を描く「憤死」。戦争の実相を追求し、現代に多くの汲み取るべき教訓を与える執念のインパール連作、二作を一冊に。

目次

全滅(トルブン隘路口;蜂の巣陣地;連隊長の交代;ニントウコン;青つり星赤つり星;白昼攻撃;死守命令;戦場往来;潜入部隊;最後の日)
憤死(戦場の約束;国境の古道;師団長と参謀長;火砲三十六門;軍司令官と残飯;天険の要害;電光の正体;戦車出現;敵中脱出;さまよう司令部;名誉心 功名心;敗走)

著者等紹介

高木俊朗[タカギトシロウ]
1908(明治41)~98(平成10)年。東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。松竹蒲田撮影所に入社。戦時中、陸軍報道班員として、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、仏印、ビルマなどに従軍。従軍記者の経験をもとに、インパール作戦の悲惨さを明らかにして、軍指導部の無謀さを告発することを決意。49年無謀なインパール作戦の悲惨な戦闘を描いた最初の単行本『イムパール』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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