出版社内容情報
盟友・吉五郎の様子がおかしいのは何故か――町名主の跡取り息子・麻之助が様々な謎ともめ事に挑む。そんな彼にも新たな出会いが?
内容説明
同心の養子となった吉五郎、最近様子がおかしい。幼い許嫁の一葉が、甘い顔だちの青年にひとめぼれしたようで―。一方、良き伴侶をえた色男の清十郎は親になろうとしており、妻を亡くした町名主の跡取り・麻之助には、新たな出会い?いつの世も、人の生死と色事は思い通りにならぬもの。シリーズ第六弾!
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。「しゃばけ」シリーズは大ベストセラーになり、16年には第1回吉川英治文庫賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tengen
35
相変わらずの麻之助にいくつもの難題が降りかかる。 今回は相馬家にまつわる話が多い。 ☆ 相馬家に頼りない見習がやって来た。 ☆ 相馬家に祖父が約束したという許嫁が現れた。 ☆ 3件の武家への嫁入り話を調べる。 ☆ 火事の際のいざこざを捌く。 ☆ 許嫁は何故消えた。 ☆ 一葉は吉五郎の許嫁なのだが、色男春四郎が現れる。 ☆彡 わかれみち/昔の約束あり/言祝ぎ/黒煙/心の底/ひとめぼれ2022/01/11
椛
26
まんまことシリーズ第6巻。 新たな道を歩み別れる人もいれば、また新しく出会う人もいる今回の巻はたくましく頼りになる女性陣たちが大活躍。 次巻もまた楽しみなシリーズ。2021/07/25
山猫
23
文庫に買い替え。お気楽そうに見えてウジウジしてる麻之助も少しは成長してたが、ラストの一葉の姿が哀れすぎる。紗久楽さわさんの解説はなかなか面白い。2020/08/24
まりもん
18
持ち運び用に文庫本を購入。お由有の実家である大倉屋や、相馬家関係の話が多かったので小十郎の出番が多かったな。2020/06/12
きょん
16
人の心のままならさを再認識させてくれるシリーズ。愛娘への愛ゆえに、現実を見据えさせる小十郎様の父親として当主としての存在感にぐっときたけど、吉五郎が気の毒だった。2020/06/18