出版社内容情報
日本の歴史を考えること、それは現在の、そして未来の日本を知るための
一番確かな方法であろう――。
歴史に造詣の深い萩原延壽、山崎正和、綱淵謙錠各氏と歴史小説の巨匠が、
談論風発のうちに、千数百年にわたる我が国の政治、文化の特殊性を模索。
その底に流れる原理を探り、本質に迫ろうとする、豊かな内容と示唆に富んだ
貴重な対談集。
1981年刊行の文庫新装版。
解説・関川夏央
内容説明
「日本の政治家は型としての大きさに欠ける。この島だけが世の中で他のことは考えなくてよかったからかもしれないね」宰相論を語り合うなかで、司馬は呟いた。千数百年にわたる我が国の歴史を、政治・文化等さまざまな角度から推理し、本質に迫らんとする。半世紀近く経つ今も、多くの気づきを与える対談集。
目次
日本人よ“侍”に還れ(萩原延壽)
日本宰相論(山崎正和)
敗者の風景(綱淵謙錠)
日本人の世界構想(山崎正和)
著者等紹介
司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校(現・大阪大学)蒙古語部卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まさにい
しゅー
愛理ちゃん88
あぎる
老齢症状進行中