出版社内容情報
業界大手パシフィック電器の大リストラ。首切り人事部長の悪辣なやり口に憤慨して、特殊技能者=プロボノ達が立ち上がる。
内容説明
大手電機メーカーで吹き荒れるリストラの嵐。担当部長・江間の極悪な追い込みに、ついに自殺者が出てしまう。クビ切りを押しつけられた課長代理・大岡は耐えかね、社会貢献活動の専門家「プロボノ」が集うNPOに救いを求めた。虐げられた者たちの沈鬱が爽快なカタルシスへと変わる、傑作エンタテインメント!
著者等紹介
楡周平[ニレシュウヘイ]
1957年生まれ。米国企業在職中の96年に『Cの福音』でデビュー、翌年より執筆に専念。その後経済小説、法廷ミステリ、ファンタジー、大河小説など、さまざまなジャンルの話題作を発表する。多数の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAKA
16
鬼畜の如くあの手この手でリストラを仕掛ける人事部長の元で、精神を疲弊していく部下の苦悩と憂鬱。その部長を懲らしめる勧善懲悪物語。スカッと爽快の読後感だった。2020/05/17
ohion
9
著者の本は初めて。とても読みやすかった。前半、リストラの裏側、人事部長の行いが詳細に語られる。後半、病んできた大岡課長代理がNPOにいったのがきっかけで仕置が始まる(仕置のNPOじゃないですよ)。 面白くて、続きが気になって後半はペースよく読めました。勧善懲悪で読後感スッキリ! 2020/06/05
tnyak
7
久しぶりに楡さんの小説をんだ。勧善懲悪なストーリーで、爽快感、痛快さを感じた。2020/12/28
こまちゃん
6
某大手総合電機メーカーのリストラにまつわる企業小説。悪の権化みたいな人事部長を必殺仕置き人チームが成敗する勧善懲悪ストーリー。ワンパターンですが、スカッと指摘町がよかったです。2021/10/31
びりけん
5
☆4つ。勧善懲悪最高。以前図書館本にて読んだものの、すごく楽しめました。2020/05/11