内容説明
京に上った虎之助は、師の池本が幕府の隠密であることを知る。師の助けをしたいと願う虎之助は自ら暗闘に巻き込まれてゆくが、徳川幕府はいまや風前の灯、国内の騒乱は激化の一途を辿る。ある日、薩摩藩の中村半次郎が虎之助のもとを訪ねてきたのだが…。近代国家への第一歩を踏み出そうとする中、市井の一剣士の行末とは。
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30年、東京都職員を退職し、作家活動に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。作品多数。平成2年5月3日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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