出版社内容情報
熱いバター醤油にまみれた立派なかき、清らかなせん切りキャベツ、黄色い芥子。
あの光景を思い浮かべただけで―ー平松さんが悶絶する、冬の名物・かきバター定食。
寒い夜、家に戻る途中「肉豆腐が待っている」と思うだけでものすごく安心する――
昨日より豆腐に味が染みて、ねぎもとろとろに甘く…「煮汁につけておいたゆで卵」!
冬の煮卵、かきバター焼定食、山形の肉そば、ひな鶏の素揚げ、デミグラスソースがたっぷりかかったトンカツ、あるいは、ちぎりトマトにサザエカレーに水茄子…
世の中の美味しいもの、美味しい味を生むお人柄、美味しい料理の背景。
週刊文春人気エッセイをオリジナル文庫化した一冊。
解説・堂場瞬一
内容説明
熱いバター醤油にまみれた立派なかき、清らかなせん切りキャベツ、黄色い辛子。あの光景を思い浮かべただけで―冬の名物・かきバター定食をはじめ、肉豆腐の煮汁に浸ったゆで卵、ベルリンの路上でかぶりつくカリーヴルスト、ちぎりトマトにサザエカレー。世の中の美味しいモノに心が弾む!大人気エッセイ。
目次
1 冬の煮卵(横串の女;おでん、どんどん ほか)
2 肉そばを山形で(ジェノヴァでパスタ;ラマダン中 ほか)
3 最近のカレー(こんにゃく問答;ぬか漬け暮らし ほか)
4 田部井さんの干し柿(茂吉の鰻;神のみぞ知る ほか)
著者等紹介
平松洋子[ヒラマツヨウコ]
エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞受賞
下田昌克[シモダマサカツ]
イラストレーター。1967年、兵庫県生まれ。1994年から2年間、中国、チベット、ネパール、インド、ヨーロッパを旅し、現地で出会った人々のポートレイトを描き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
-
柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
のぶ
つーこ
penguin-blue
とよぽん