出版社内容情報
罵声の客にオペレータはどう対処する? 日本一過酷な仕事を工夫と知恵で克服、気弱なOLが描くトホホな毎日と業界の裏話満載。
内容説明
日本一過酷な職場・督促コールセンターの新人OLが、数年後、オペレータたちを束ねる監督者へ昇格。でも今度は、部下の指導に頭がイタイ!?持ち前の前向きさで独自のノウハウを生み出し、短所を克服して仕事を自分の武器に変えてしまう大人気督促OLシリーズ第3弾!ツラい仕事を逆手にとって楽しくする秘訣、教えます!!
目次
プロローグ 「コールセンターという不思議な世界」
第1章 コールセンターってこんな職場
第2章 コールセンターで働く人々
第3章 リーダーの苦悩
第4章 多様なお客様
第5章 コールセンターで働くことの魅力
エピローグ 「コールセンターのオペレータ?その仕事、もうすぐなくなりますよ」
著者等紹介
榎本まみ[エノモトマミ]
新卒で信販会社に入社し支払延滞顧客への督促を行うコールセンターに配属される。多重債務者や支払困難顧客から怒鳴られながらお金を回収する日々の中、心を病んで辞めていく同僚を見て一念発起。気弱な性格でも言い負かされず回収できる独自のメソッドを開発、クレジットカードの回収部門にて300人のオペレーターを指示し、年間2000億円の債権を回収。現在も某金融機関のコールセンターで働く傍ら、電話オペレーターの地位向上のため活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
penguin-blue
38
シリーズ三冊目。新卒でカード会社の督促部門に配属された筆者も、幾多のクレームや周囲の退職を乗り越え、指導する立場に。業種は違えどコールセンター勤務なので、身につまされる部分も、「あるある」と(苦)笑えるところも多い。相手も声だけしかわからず、こちらも表情やしぐさでカバーできない手探り感はコールセンターならでは。お客様の方も、だからこそ自由にふるまえる(--;)部分と、だから諦めが早い部分もある。正直、自分のとこより業種的にはさらに厳しいのにそこここに感じられる前向きさは下手な研修よりもよっぽど学ぶ所多し。2019/11/02
もえ
18
督促OL第3弾。様々な業種のコールセンターを取材し座談会もあって楽しく読了。私も前職で、コールセンターにかかってきた案件を引き取ってお客様に電話していたこともあり、コールセンターあるある満載の本書のエピソードに頷きながら読んでいった。例えばクレームで怒鳴りつけてくるお客様の個人情報はこちらには丸わかりで、立場が逆転するといつこちらがお客さんになるかわからないという怖さ。私も理不尽なクレームで怒鳴りつけるお客さんの会社の製品は二度と買わない!と何度思ったことか。シニアや認知症のお客様の対応も難しいと再認識。2023/08/21
ごへいもち
18
コールセンターで働いてみたくなる…?2019/12/09
ずぅ
18
コールセンターという理不尽なクレームや要望の多いストレスフルな環境で働く著者による実体験に基づく内容。こんな問い合わせが来るよ、とか、どんな仕事があるとか、単なる仕事内容だけでなくて、自分が本を書くことで業界の待遇がよくなったり、ひいてはコールセンターで働きたい!って人を増やしたいっていう気持ちをもってかかれている。わたし単純だからこうゆうの読むと、その業界で働きたくなっちゃうんだよねー!ストレス弱いくせに!2019/10/28
きあら
17
新卒で入社してからずっとコールセンターで働く榎本さんのエッセイ、督促OLシリーズの第3弾。コールセンターと聞くだけで大変そうだけど、大変な中ても、その仕事が好きで、楽しんでいるのが伝わってくる。日本はクレームに対しても低姿勢を貫くけど、最近はNoと言える雰囲気になりつつあるようで、良い傾向だと思う。2023/11/10