出版社内容情報
中年たちは皆、運動を始める。フルマラソンに山登り・ボルダリング。人気作家が果敢に挑戦した爆笑と共感の傑作エッセイ集。
内容説明
走ることも、汗をかくことも嫌い。嫌いだと自覚しているからこそ続けられることもある。インドア作家が43歳でフルマラソンに出場。ボルダリングから登山、ワイン飲みマラソンまで闇雲に挑戦した結果はいかに?志の低いユルい楽しみ方は中年の特権ではなかろうか。笑い転げながら読んでいると不意に感動が襲う爽快エッセイ。
目次
東京マラソン!―「いつか」は案外早くやってきた
スポーツクラブ―8年続く、果てなき夢
那覇マラソンその1―真に私が目指したものは
高尾山トレイルランニング―酔狂に片足
代々木公園でヨガ―マトリョーシカを目指そうか
大岳鍾乳洞トレイルラン―トレイルラン二回目の真実
荒川30Kと那覇マラソンその2―悲劇というか試練というか
ボルダリング―「なめ癖」再発
ベアフットランニング―ひみつ道具ではなかったけれど
大菩薩峠登山―山ハイというものがあるのだろうか
コアトレーニングと那覇マラソンその3
真夏の夕涼みマラソンin台場―いろんな大会、そして初のハイ
コアトレーニングと那覇マラソンその3―ごまかし心満載の我
10キロマラソンと心拍数―学べども学べども
ロッテルダムマラソン―なぜ異国で走ってるの?
棒ノ折山登山―苦行と楽しいのはざまで
鳥海山登山とお尻骨折―山にも相性がある
陣馬山トレイルレース―好きだったのか、そんなにも
那覇マラソンその4―ワレ真実ヲ発見セリ
三浦国際市民マラソン―グリーンスムージーと雨の日のダイコン
鎌倉トレラン―サボッてはばらぬ、ナメてはならぬ
旅先でランニング―その羞恥と快楽
高尾山ナイトハイク―遭難じゃないない、夜の山
ワイン飲みつつメドックマラソンinボルドー―これぞ正しき大人の酔狂
中年体育心得8カ条
著者等紹介
角田光代[カクタミツヨ]
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞を受賞。03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『かなたの子』で泉鏡花文学賞、同年『紙の月』で柴田錬三郎賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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