出版社内容情報
大嵐で休業を余儀なくされた旅宿「かわせみ」が修復し、お伊勢まいりから戻った面々。相も変わらず千客万来の明治篇七巻目、最新作。
内容説明
バーンズ診療所に投げ込まれた青い封筒に入った手紙。畝源太郎と妻の花世が相次いで誘拐された!?大嵐の後、改装を終えて再開した「かわせみ」は相変わらず千客万来。表題作の他、夫婦連れと思われた男女の宿泊客のもとに妹を名乗る女が押し掛ける、通算三百話となる「二人女房」など、全六編の明治篇最新刊。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7(1932)年、代々木八幡宮の一人娘として生まれる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。19年「西遊記」で毎日芸術賞受賞。28年、文化勲章受章。テレビドラマ、芝居の脚本も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
35
何だかイマイチでした。辻褄が合わない印象を受けました。2023/01/28
たーくん
6
バーンズ診療所に投げ込まれた青い封筒に入った手紙。畝源太郎と妻の花世が相次いで誘拐された!?大嵐で休業を余儀なくされた旅宿「かわせみ」が修復の後、再開され、お伊勢まいりから戻った面々。相も変わらず千客万来の中、奇妙な事件が起きる――。表題作の他、夫婦連れと思われた男女の宿泊客のもとに妹を名乗る女が押し掛ける、通算三百話目の「二人女房」など、全六編の明治篇最新刊。2023/01/09
犀門
5
No.044★★★☆☆久し振りの御宿かわせみシリーズ。今回も色々なエピソードがありましたが、中には中途半端に終わった???な話も。【はい、自分は東吾さんがまだ何処かで生きてるんじゃないか?と思ってる読者の1人です。】✴︎読んだのは単行本2020/03/23
まいさん
4
明治篇7作目。通算三百話を含んだ六編。るいが東吾を思い出す場面が所々出てくる。読んでいると東吾とるいの時代を読み返したくなった。かわせみの若番頭の正吉と若女中頭のお晴のことは残念でならない。後味が悪い六話目だった。2019/10/26
はち
3
なんか最近のかわせみは,つじつまが合わないような奇妙な感じがするところが多い気がします。昔なじみのみんなに会えるのはうれしいのですが。2021/08/29