出版社内容情報
大分県警「刑事学校」を舞台にした警察アクション第二弾! 生徒たちは市内の不良グループの捜査から危険な犯罪者の存在を掴む。
内容説明
大分県警刑事研修所、通称「刑事学校」の教官・畑中圭介は6人の若き刑事たちを実地で指導している。大分市内の不良グループの内偵を開始した生徒たちは、不良たちを操る異常な犯罪者の存在をつきとめる。犯罪という社会の影の部分を前に苦悩しながらも飛躍的な成長を遂げる生徒たち。文庫オリジナル警察アクション第2弾!
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。様々な職業に従事した後、小説家に。94年に『冗舌な死者』でデビュー。代表作「もぐら」シリーズは累計100万部を超える大ベストセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
238
もぐらシリーズ著者の『刑事学校』第二段。要は優秀な刑事になるために研修を受けている者達が主人公、その割に実践する事件が結構凶悪!狂気の黒幕に、巻き込まれ踊らされて次々と拡がる暗雲。研修生にはキツイでしょと思うが、畑中先生の人選人配と個々の正義感が見事に真相へと迫る。サクサク読めるし、結末はあっさり。実は職場の読書仲間から貸して頂いた数冊の1つです。彼はお薦めした翌日にはすぐに持参し渡してくれます。こちらはお願いしてないのに一方的に。薦めた相手に『お薦め』を読んで欲しいときの最強のアプローチですよね‼️🙇2019/12/11
きさらぎ
37
単純明快なストーリー。わかりやすくて読みやすい。終盤の(事件解決で)一番盛り上がるべき箇所がサラッとしてるのは毎度のこと!?不満と言えばそれくらい。面白かった。2020/03/14
米太郎
21
・さくさくと読了。1巻と違い生徒たちの成長がわかります。ほかの方も書かれてるように映像化向きかも2023/12/03
み
18
さくさくと♪シリーズ2作目は、この作家さんらしい派手な結末だったかも。今作の寺本さんみたいなオジサン、以前は、職場に一人くらいいたような、今は見かけない気がしました。2022/12/17
NAOAMI
15
前作よりも学校感強まった。生徒の個性とか前所属ならではの特技も発揮し、さらに畑中との問答から自身を磨いていく様が随所に現れる。サイコパス率いる窃盗団という掘ればもっと悲哀もあったろうに、そこはサラッとしている。複数チームの動きや収穫が畑中の下でまとめられ事件は解決に向けて急展開。他の刑事小説の脇役かそれ以上のスキルを持つ生徒が多いので学校レベルじゃなく、大分県警畑中班でイイのに。しかし一番肝となる筋書きにたどり着くのが、バス会社型破り同僚のプロ顔負けの追跡と判断だったりするのが何とも。ふぐ寿司食いてえな!2020/05/15
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