出版社内容情報
火事場の奇人と呼ばれる警官と、熱血消防士。ある火災現場で協力して捜査にあたることになった二人がバディとして成長する姿を描く。
内容説明
夕暮市消防署の消防士の棉苗上亮は、刑事の穂村彗星と火災現場で出会う。どんな難事件も解決する彗星は「火事場の奇人」と呼ばれていた―。彗星の信条は「焦げ付いた空間から、真実という名のダイヤモンドを拾い上げること」。二人の出会いと、反発しあいながらも、互いに成長していく姿を描く第1回バディ小説大賞受賞作。
著者等紹介
平田駒[ヒラタコマ]
1989年東京都生まれ。筑波大学卒。2017年、エブリスタの第50回「妄想コンテスト」にて河出書房新社賞を受賞。18年、文春文庫×エブリスタ主催の「バディ小説大賞」第1回大賞を受賞。バディ小説大賞受賞作「BURNT OUT ROOM」(改稿・改題)と、妄想コンテスト受賞作を改稿した『スガリさんの感想文はいつだって斜め上』にて、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うまる
32
火災現場ミステリ。火事場の奇人(シャーロック)と呼ばれる刑事と破天荒な消防士のバディもの。タイトルが上手いし、あえて顔を見せない表紙が良いです。ホームズの相方で#119といっても、医療関係じゃなくて消防士って発想が素晴らしい。キャラ設定が濃い所で好みが分かれそうですが、ありがちな物よりとても楽しめました。シリーズものとするなら導入部分という感じの中編3話だったので、ガッツリ長編を読んでみたいです。ちょっと視点がわかり辛い所があるので、そこは頑張ってほしいと思いました。2020/03/12
み
27
タイトル読みした初読みの作家さん。う〜ん、キャラが…、お話しは嫌いじゃないのに、トリックというかネタは、目新しくて面白かったのに。ちと残念なり。2019/12/03
ちょん
21
バディ小説大賞‼️これは本当にいいバディ✨本当にいい相棒って仲がいいとか息が合うとかじゃなくてお互いを高めあって結果出せる、なのかな?仕事に関してみたら😊続き読みたいなぁ✨2022/02/07
rosetta
20
★★★☆☆第1回バディ小説大賞。バディ物限定の新人賞らしい。しかしよくこうやって色んな賞を考えるよね。マシンのように冷静な美形警察官彗星と熱血消防士上亮。初対面で反りの合わない二人は無理やりバディを組まされ次第に互いを理解していく。うーん、キャラが立ちすぎてストーリの方はほとんど印象に残らなかった(笑)2019/07/24
きょん
18
バディ小説大賞という事ですが、そこまでの信頼感も相互扶助的なエピソードもないと思う。火災調査の刑事と消防署員という設定は面白そうなんだけど。2019/05/20