出版社内容情報
あの日、利尻島にわたったのは誰だったのか。警察庁エリートの兄とともに謎を追う浅見光彦が巨大組織の正義と対峙! 傑作ミステリ。
内容説明
美しい利尻富士で、一人の会社員が不審死した。警察庁刑事局長の兄・陽一郎から内々に調査を頼まれた浅見光彦は利尻島を訪れ、ある女性から託されたメッセージを足がかりに調査を進めるが―。兄弟の思いは、“国”を動かすことができるのか。「日本人の覚悟」に迫る浅見の姿が熱い!内田康夫の代表作、渾身のミステリー!
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー。以後、文筆活動に入る。いまや国民的“名探偵”である浅見光彦は3作目の「後鳥羽伝説殺人事件」で誕生。以来、大変な人気を博す。2007年、第11回日本ミステリー文学大賞受賞。2016年4月には、軽井沢に「浅見光彦記念館」がオープン。2018年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クルミ
8
美しい利尻富士で、1人の会社員が不審死した。兄・陽一郎から内々に調査を依頼され浅見光彦は利尻島を訪れる。自殺とも思われた1人の死がとんでもない状況を引き起こす。2025/06/02
クロッチ
2
北海道の利尻島や稚内が舞台になっていることで読んでみた。やっぱ自分の知っているところが舞台になっていると興味津々で読むことが出来ます。2020/05/08
ポップル
2
浅見シリーズは久しぶりに読んだ。TVに登場する前によく読んで飽きて読まなくなったので、最近のは知らなかった。手堅く面白く、スッと読める。地方の風景と時事ネタを上手く絡ませてるのは、前と同じかな。でも、ストーリーの意外性は感じず、よくある感じ。そこがTVドラマにしやすいのかなとも思った。2020/03/26