出版社内容情報
金蔵の金のほんの一部を盗み招き猫の絵を貼っていく福猫小僧。被害にあった店はその後繁盛するというが、ある日殺しのあった店が…。
内容説明
江戸では最近、独り働きの盗人が大店の蔵に忍び込み、七、八十両を盗み、挨拶代わりに招き猫の絵を置いていく、という事件が頻発している。が、被害にあった店では以前よりも商売繁盛となり、いつしか“福猫小僧”などと噂されるようになった。奉行所に被害を届けることも遠慮し、当然奉行所の捜査も手ぬるいものに…。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。教員等を経て作家に。1990年「剣の道殺人事件」(講談社文庫)で第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
151
『鬼彦組』激闘篇の第5弾!招き猫の絵を貼っていく盗人がいよいよ殺しを?少額だったはずが千両箱を盗むように・・この違和感はなんだろう。福猫小僧は一人働きか徒党を組んでいるのか?鬼彦組の面々がその件を追う。今回も安定の面白さでした。そろそろ新十郎に子が出来ても良いと思うのだが、そして倉田の相手は未だ現れず・・(笑)2019/03/26
とし
83
八丁堀「鬼彦組」激闘篇「福を呼ぶ賊」 5巻。招き猫の絵を貼っていく盗賊福猫小僧の偽者あらわり鬼彦組が探索に、いつもながら安定感バッグンですが、倉田さんだけがやけに目立ちますね、鬼彦組の他の面々もう少し登場して欲しいですね、それに矢口恭四朗さんの「通称」も。 2019/06/09
犀門
2
No.118★★★☆☆2019/08/19
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- 和書
- 一日一生 愛蔵版