文春文庫<br> トランプがローリングストーンズでやってきた―USA語録〈4〉

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文春文庫
トランプがローリングストーンズでやってきた―USA語録〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167911621
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0195

出版社内容情報

あのトランプが、大統領候補に急浮上? カニエも出馬宣言? マッドなアメリカは一日にして成らず。週刊文春人気連載、第四弾!世界のバカはアメリカをめざす!

過激で“使えない”新語・失言がてんこ盛り!

サブカルから政治まで、マッドなアメリカがほとばしる、



「週刊文春」連載「言霊USA」をまとめた人気シリーズ、文庫化第4弾。

アメリカ在住映画評論家の町山智浩氏が、いまアメリカで起きているおバカな出来事、日本では考えられないハチャメチャなニュースを、現地で流行ったスラング、失言、名言をもとに面白おかしく、かつ歴史的な背景も絡めながら解説。

鋭い毒舌、切れ味抜群のギャグが、よりいっそう過激に炸裂!澤井健氏のイラストも完全収録。



今回は2015年3月からの一年間の掲載分をまとめている。大統領候補に名乗りを挙げたトランプの姿がようやくチラホラと現れ始めるが、町山氏もまだこの頃はトランプを本気で大統領になるとは思っていなかった。しかし、そうしたマッドな事態が起こりうる予兆は、この頃すでにアメリカを満たしつつあったのだ。

フランスのテロ、スターウォーズの新作映画(『フォースの覚醒』)や移民排斥問題など、ホットな話題が満載。また、ショーン・ペンのメキシコ麻薬王訪問の舞台裏や、知る人ぞ知るテキサスの「おっぱいレストラン」、ハッパでキメながら大統領選に立候補宣言したカニエ・ウェストなど、サブカルから政治まで、筆者の幅広い持ち味、ユーモアが存分に詰まった、ファン必読の一冊。

町山 智浩[マチヤマ トモヒロ]
著・文・その他

内容説明

トランプが大統領選に名乗りを上げた。この男がまさかホントに大統領になるとは…。マッドなUSAは一日にしてならず。ますます不穏で奇妙な空気が充満する2015~16年のアメリカを活写。カニエとキム夫婦の奇行、テキサスおっぱいパブ戦争、移民問題に人種差別、麻薬も銃も大活躍の国から目を離すな!

目次

セルマは今です byジョン・レジェンド
現実離れしてスケールの大きな
ジャンボ=巨大。もとはサーカスの象の名前
みんな俺が殺した。決まってるだろ byロバート・ダースト
他人種といっしょ
クリアーになる。サイエントロジーで魂を浄化すること
ゼフ。南アフリカの貧乏白人独特の文化
政府の貧困層向け食費援助額で実際に暮らしてみる実験
私たちはマウナケアだ
女優にセックスの対象としての役が来なくなる日〔ほか〕

著者等紹介

町山智浩[マチヤマトモヒロ]
昭和37(1962)年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者として雑誌「映画秘宝」を創刊した後に渡米。現在は、カリフォルニア州バークレー在住。コラムニスト・映画評論家として「週刊文春」等に連載を持つ。WOWOWオンライン「町山智浩の映画塾!」TBSラジオ「たまむすび」BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV In Association With CNN」にレギュラー出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

35
“しりとり読書”の117冊目。2018年10月「BESTOM中富良野店(書籍部)」での購入。「著者紹介」によれば「編集者として雑誌『映画秘宝』を創刊した後に渡米。カリフォルニア州バークレー在住。コラムニスト・映画評論家」。「週刊文春のコラム欄・『言霊USA』(2015年3月19日号~2016年3月17日号)に連載」のコラム48編を収録。「トランプが自分の応援集会にローリングストーンズの『悪魔を憐れむ歌』を流した」ことに起因する“困惑”を示すタイトルでもあるようだ。アメリカ(及び世界)の今を思うに感慨深い。2024/09/21

ヨーイチ

32
週刊文春連載のアメリカレポート。主に「おバカで異常」なアメリカを報告しているのだが、読み続けると少々食傷気味。映画と音楽と英語に付いて行けないのはまぁ、自分の所為なのだが。アメリカ生活体験のある人は何倍も楽しんでいる筈。五年ほど前の話題なのでトランプ台頭の騒ぎはそれなりに興味深く読めた。2019/10/29

たかやん

27
前回はブッシュ時代のものを読んだので、今回はトランプ政権誕生直前の文庫化新刊を。ただ、ブッシュ政権の結果として産み落とされたISが新たな登場人物として加わっただけで、事件や出来事の多くは既視感でいっぱい。政治的見解を異にする親族が年に一度だけ一堂に会する感謝祭に向けて米メディアが紹介する"保守的な叔父さん反論マニュアル"が完璧すぎて笑っちゃいます。『クリード チャンプを継ぐ男』や『SWフォースの覚醒』など映画ネタは当然面白い。2018/10/31

瀧ながれ

24
今巻は、あの大統領選挙までのエッセイ。本文中にトランプ氏は頻繁に登場するけど、トランプ氏が当選するかも、という雰囲気はまだなくて、存在感が強い候補者が出てきたなあ(苦笑)、みたいな感じが、たしかに当時の日本にもあったなあと思い出しました。コノヒトがアメリカ大統領なんですよ、二年前のわたし…。アメリカ南部では免許証を持ってないと投票できないとか、アメリカ各地の小規模店が大型店に負けて消えたから、買い物難民が急増しているとか、歴史が進行し過ぎて逆向きになってるみたいな複雑な現状に、未来の日本をみるようです。2018/10/23

bluemint

17
アメリカで暮らしてみなければ絶対わからないことを、下世話な話題を中心にレポートしてくれるので楽しく読んでいます。キリスト教の福音派が政治と文化に強力な影響力を持っていることも、ドラマの「ホワイトハウス」でよく出てくるが、そんな事も書かれている。個人主義が徹底しているからか、極端な思想を持っている人や、それを行動に移してしまう人たちが多いなあ、といつも思う。この本はちょっと古く、誰もトランプが大統領に勝ち上るとは思っていなかった時期のもの。2022/06/13

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