文春文庫<br> アンソロジー 捨てる

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文春文庫
アンソロジー 捨てる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167911614
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

女性作家九人がSNS上で話し合い選んだテーマは「捨てる」。ミステリー、ファンタジー、恋愛など色々な味わいを楽しめる短編集。あなたには、捨てたいモノ、ありますか?



9人の人気女性作家が豪華競作! 心揺さぶられる9つの物語。



連作ではなく、単発でしか描けない世界がある――

9人の人気女性作家が、それぞれの持ち味を存分に発揮し、

今大変注目を集めている「捨てる」をテーマに豪華競作!

女性作家ならではの視点で、人の心の襞をすくいとり丁寧に紡がれた9篇は、

いずれも傑作ぞろい。

さまざまな女性たちの想いが交錯する珠玉の短編小説アンソロジー。





ミステリー、ファンタジー、恋愛、家族、ホラー・・・



●小さな女の子がどうしても捨てられない宝物の中身

●自殺した夫が愛した植物を、どのようにして捨てるか

●祖父が捨てきれずに遺したのは、拳銃!?

●母亡き後の実家を、女一人、どう捨て整理していくか

●ゴミ出しは午後11時59分まで――不思議なゴミ捨て場

●捨てようと思いながら持ち続けたお守りを手放した途端…

●嵐の夜、トランプの罰ゲーム。次は誰がカードを捨てるのか…

●夢を捨てるのは簡単、でも現実は…。幸せな結婚生活のはずが――

●近所の男が捨てようとした花には、ある秘密が――

大崎 梢[オオサキ コズエ]
著・文・その他

近藤 史恵[コンドウ フミエ]
著・文・その他

篠田 真由美[シノダ マユミ]
著・文・その他

柴田 よしき[シバタ ヨシキ]
著・文・その他

永嶋 恵美[ナガシマ エミ]
著・文・その他

新津 きよみ[ニイツ キヨミ]
著・文・その他

福田 和代[フクダ カズヨ]
著・文・その他

松村 比呂美[マツムラ ヒロミ]
著・文・その他

光原 百合[ミツハラ ユリ]
著・文・その他

内容説明

連作ではなく、単発でしか描けない世界がある―9人の人気女性作家が、それぞれの持ち味を存分に発揮し、今大変注目を集めている「捨てる」をテーマに豪華競作!女性作家ならではの視点で、人の心の襞をすくいとり丁寧に紡がれた9篇は、いずれも傑作ぞろい。さまざまな女たちの想いが交錯する珠玉の短編小説アンソロジー。収録作「ババ抜き」日本推理作家協会賞受賞!

著者等紹介

大崎梢[オオサキコズエ]
東京都生まれ。2006年『配達あかずきん』でデビュー

近藤史恵[コンドウフミエ]
大阪府生まれ。1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞しデビュー

篠田真由美[シノダマユミ]
東京都生まれ。1992年『琥珀の城の殺人』でデビュー

柴田よしき[シバタヨシキ]
東京都生まれ。1995年『RIKO 女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー

永嶋恵美[ナガシマエミ]
福岡県生まれ。2000年『せん‐さく』を上梓。また、映島巡名義でゲームノベル、漫画原作なども執筆している

新津きよみ[ニイツキヨミ]
長野県生まれ。1988年『両面テープのお嬢さん』でデビュー

福田和代[フクダカズヨ]
兵庫県生まれ。2007年『ヴィズ・ゼロ』でデビュー

松村比呂美[マツムラヒロミ]
福岡県生まれ。2005年『女たちの殺意』でデビュー

光原百合[ミツハラユリ]
広島県生まれ。1998年『時計を忘れて森へいこう』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

91
9人の女性作家による「捨てる」をテーマのアンソロジー。不要な物を捨てる、断捨離で捨てていく、いろんな事情で捨てる場合がある。ここに書かれる捨てるとは、ある意味拾うということかもしれない。それは物だけではなく、心も。祖父の遺品を片付けていたら戦時中の本物の拳銃が出てきた。どうする?!あたふたするうちに、とても大事な物が手に入った、うーん、いい話。最後の柴田さんの作品はミステリっぽくて面白い。近所の男性が花をゴミ出しするのを見かけた主婦がもらい受けたはいいが、それはとんでもない事件の隠蔽だった。どれも面白い!2021/09/03

ごみごみ

64
「捨てる」をテーマにした9人の女性作家の豪華競作!捨てる、と言っても物だけではなく、過去、人間関係、怨念、夢・・簡単に捨てられないものもある。ミステリ、ホラー要素もあってちょっと怖い作品も。新津さんの「お守り」だけは既読だった。あとがきで「アミの会(仮)」発足の経緯を知れた。アンソロジー「隠す」も読んでみよう。2021/05/30

ぶんこ

62
流行りの断捨離の本かと思いましたが違いました。「アミの会(仮)」という女性作家さんが集まって、好きな短編を出したいとアンソロジーで実現。大崎梢さんの可愛い捨てるから、松村比呂美さんの救い難い姑の話でどよ〜ん。福田和代さんの遺品整理で怖い物発見。若い子の突っ走りにドキドキ。篠田真由美さんの「忘れな壺」はお母さんの秘密に迫るのか。光原百合さんの4編はサラッと読んで、新津きよみさんでおばあさんへの敬いの気持ちに癒される。永嶋恵美さんのは怖い。近藤史恵さんも怖い。柴田よしきさんが最後でよかった。癒されました。2022/02/02

佐島楓

50
アミの会(仮)と雨の会を知れたことが一番の収穫。2018/10/18

くろにゃんこ

46
どの作品も魅力的でドキドキしながら読めました。アミの会のアンソロジーは最強だな~!!・・・で登録しようとしたらすでに単行本で既読でした(*_*)何度でもまっさらな状態で読める私(笑)2019/06/23

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