出版社内容情報
こんなはずじゃなかったのに……。ままならぬ人生に落胆しても明日を信じて奮闘する八人。シビアなのにくすっと笑える希望の物語。〈ままならぬ人生……でも捨てたもんじゃない!〉
「あたためますか?」
「アイスあっためてどうすんの」
「あたりぼう、早く見たいでしょ」
「んなわけあるかい!」
俺はコンビニバイトの傍らネタを作り続けている。漫才で天下をとるんだ!……相方はまだいないが……。お笑い芸人を目指すフリーターを描く表題作ほか、体型のせいで尾行がバレる元相撲取りの探偵や、笑われることが大嫌いなのにゆるキャラの?中の人?にされた公務員など、何者かになろうと挑み続ける、不器用で諦めの悪い8人の物語。短篇の名手・荻原浩が温かく描く、笑えて、ちょっと泣けて、元気が出てくる小説集。
荻原 浩[オギワラ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
「あたためますか?」「アイスあっためてどうすんの!」。俺はコンビニバイトの傍らネタを作り続ける。漫才でいつか天下を取るんだ!…相方はまだいないが―芸人を夢見るフリーターを描く表題作ほか、何者かになろうと挑み続ける、不器用で諦めの悪い八人の短篇集。愛すべき彼らが動き出す、著者書き下ろし「あと描き」を特別収録。
著者等紹介
荻原浩[オギワラヒロシ]
1956年埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業。広告制作会社を経て、コピーライターとして独立。97年「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木賞を受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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