出版社内容情報
頭に思い浮かべた数字を当ててしまう手紙の謎。一面の雪景色の中で消える殺人者の足跡……謎解きと警察小説を融合させた野心作。まるで手品のような、謎、謎、謎!
退職刑事、怪奇な不可能犯罪に挑む。
1000までの数字を頭に思い浮かべてみろ。
退職刑事ガーニーの友人のもとに届いた手紙はそう命じていた。
思い浮かべた数字は、658。指示にしたがって同封された小さな封筒を開けると、そこにはこう書かれていた。
おまえが思い浮かべる数字はわかっていた。658だ。
やがて次々に届く脅迫状めいた不吉な手紙。恐怖に駆られて元刑事ガーニーに相談を持ち込んだが、やがて男は殺害されてしまう。殺人現場は一面の雪。犯人らしき人物の足跡は森のなかで途切れていた……。数々の難事件を解決してきたガーニーを翻弄する謎また謎。手品めいた不可解な連続殺人――その手段は、動機は、目的は何なのか? そしてちりばめられた奇妙な暗示の影にひそむ犯人は何者か?
眩惑的な奇術趣味と謎解きの興趣あふれるHONKAKU MYSTERYの野心作!
ジョン・ヴァードン[ジョン ヴァードン]
著・文・その他
浜野 アキオ[ハマノ アキオ]
翻訳
内容説明
数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。658という数字を思い浮かべた男が同封されていた封筒を開くと、そこにあった数字は「658」!数々の難事件を解決してきた退職刑事に持ち込まれた怪事は、手品めいた謎と奇怪な暗示に彩られた連続殺人に発展する。眩惑的な奇術趣味と謎解きの興趣あふれる華麗なミステリ。
著者等紹介
ヴァードン,ジョン[ヴァードン,ジョン] [Verdon,John]
1942年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。大手広告代理店に勤務ののち、キャッツキル山脈の裾野に居を構えて家具の製作を行なう傍ら執筆した『数字を一つ思い浮かべろ』で2010年に作家デビュー
浜野アキオ[ハマノアキオ]
1961(昭和36)年、宮城県生まれ。京都大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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