出版社内容情報
劉邦軍の進撃と成長を描く第二巻!
劉邦には超人的な武威も徳もなかったにもかかわらず、項羽を倒して、天下を取った。
このふしぎさを合理のなかにすえなおせば、個の力ではなく、集団の力がそうさせたというしかない。 宮城谷昌光
農民の子に生まれ、五十歳手前まで平凡な一地方官吏に過ぎず、戦闘においても項羽におよばなかった劉邦が、なぜ漢王朝の初代皇帝になれたのか。「集団の力」に着目して、挙兵から皇帝即位までを描いた大河小説全四巻。
リーダーシップについて、人心掌握について、現代のビジネスパーソンにとっても、深い示唆に満ちた作品。
宮城谷 昌光[ミヤギタニ マサミツ]
著・文・その他
内容説明
挙兵した劉邦は、民衆の絶大な支持を受け沛公と称され、自らの勢力範囲を拡大していく。人の才を見抜き、その才を用いる名人である劉邦のもとに、稀代の軍師・張良をはじめ、名臣たちが続々と集結する。やがて劉邦たちの前に、南方の呉で挙兵した項梁・その甥項羽の軍があらわれる。劉邦を雄渾に描く、中国歴史長篇第二巻!
著者等紹介
宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。「劉邦」で平成27年度毎日芸術賞を受賞。平成28年に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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三代目 びあだいまおう
KAZOO
くまクマ
優希
再び読書