文春文庫<br> 劉邦〈2〉

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文春文庫
劉邦〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167910983
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

劉邦軍の進撃と成長を描く第二巻!



劉邦には超人的な武威も徳もなかったにもかかわらず、項羽を倒して、天下を取った。

このふしぎさを合理のなかにすえなおせば、個の力ではなく、集団の力がそうさせたというしかない。 宮城谷昌光



農民の子に生まれ、五十歳手前まで平凡な一地方官吏に過ぎず、戦闘においても項羽におよばなかった劉邦が、なぜ漢王朝の初代皇帝になれたのか。「集団の力」に着目して、挙兵から皇帝即位までを描いた大河小説全四巻。

リーダーシップについて、人心掌握について、現代のビジネスパーソンにとっても、深い示唆に満ちた作品。

宮城谷 昌光[ミヤギタニ マサミツ]
著・文・その他

内容説明

挙兵した劉邦は、民衆の絶大な支持を受け沛公と称され、自らの勢力範囲を拡大していく。人の才を見抜き、その才を用いる名人である劉邦のもとに、稀代の軍師・張良をはじめ、名臣たちが続々と集結する。やがて劉邦たちの前に、南方の呉で挙兵した項梁・その甥項羽の軍があらわれる。劉邦を雄渾に描く、中国歴史長篇第二巻!

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。「劉邦」で平成27年度毎日芸術賞を受賞。平成28年に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

158
全4巻の2巻目。劉邦の対秦決起からの様子が描かれる。他人の言を疑念なく取り入れる劉邦の人柄、この時代ならではかもしれないが人相や気といった類の情報が決断を左右させる。この巻は劉邦軍の成長を上手に描いている分、メリハリ少な目やや冗長にさえ感じるが、軍がそう簡単に大きく強くなるはずもない。時間をかけて劉邦の人柄が語られていく展開。丁寧な小説です。でも私は早く会いたいのだ!項羽に、漢の三傑に!蕭何が出てきて張良がようやく後半に!韓信はまだかぁ?馬にさえ乗れない劉邦に人が集まる魅力がまだあまり感じられない‼️🙇2024/06/25

KAZOO

126
やはり新聞連載のせいか読みやすい感じです。司馬さんの本よりも登場人物が多い気がします。まだ雌伏の時代であって、なかなか漢王朝創立のところまではたどり着けない感じです。ちょうど半分まで来たところでいよいよ項羽も出てくるのでしょうか?2018/08/27

くまクマ

44
近所の本屋さんではなぜかこの第2巻だけが売切れ状態。他の読者さんも同じペースなんですかね。さてさて、あるべきリーダー像としても大いに影響されるものがありますが、「行動は正しい認識の上にあるべきだが、正しい認識が常に正しい行動を指示するとはかぎらない」と。考えさせられます。項梁の登場に次巻が楽しみです。2018/09/26

優希

36
挙兵したことで劉邦は民衆の絶大な支持を受けたのですね。自らの勢力範囲を広げていく劉邦。やがて項梁・項羽の軍も登場し、戦いはますます本格的になってきました。2025/02/08

再び読書

35
何かドラマチックな展開が少ないのと、地名、人名が分かりにくく、スピードが削がれる。ルビの振り方も大事と思える。当用漢字では無い読みは、繰り返しルビを降って欲しい。また、秦の瓦解の語られ方が、いまいちしっくりこない。張良との交わりが面白い。蕭何の能吏としての立ち位置、樊噲の暴れぶりはまだ控えめ。最後に項羽と、まだ、ドラマチックな展開は遠い。2025/04/23

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