文春文庫<br> 目玉焼きの丸かじり

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文春文庫
目玉焼きの丸かじり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167910013
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

カルピスが薄かった幼き日に思いを馳せ、こしアン派かつぶアン派かで人物像をプロファイル。食へのあくなき好奇心と観察眼は健在!

内容説明

ポンと割ってジュッ。目玉焼きは誰かが作ったのがいきなり目の前に出てくるより、自分で作って食べるほうがはるかにおいしい―。パセリの哀れな境遇を嘆き、枝豆の正式な食べ方についてマジメに考えを巡らせ、つぶアン派かこしアン派かで、人物像を鋭くプロファイル。大人気食エッセイシリーズ第37弾!

目次

きゅうりは誠実か
「序で」の力
アボカドの“身持ち”
やきそば牛丼の恩愛
クサヤ好きの立場
「しょース」出現
枝豆の正式マナーは?
いちじくの警告
「干天の慈ビール」
「おかかは6位でいいのか」〔ほか〕

著者等紹介

東海林さだお[ショウジサダオ]
本名庄司禎雄。昭和12(1937)年東京生れ。早稲田大学露文科中退。45年第16回文藝春秋漫画賞、平成7年第11回講談社エッセイ賞受賞。9年漫画とエッセイ両分野の活躍により第45回菊池寛賞受賞。12年紫綬褒章受章。13年第30回日本漫画家協会賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

79
【なぜか感想が消えているので再入力。ナイスしてくれた方々ごめんなさい】東海林さだおを読む幸せを喩えるのは難しい。「アンコかわいや」のアンコの甘さを表現する描写、「(略)西洋の甘さとは違った日本の甘さ、和の甘さ、農業の甘さが口の中に残る」(185頁)の「農業の甘さ」に唸る。「ホカホカ大好き」の「ホカホカどころじゃないのよあなた」「ホッカホッカ!」と言うおばさんのイラスト(195頁)の説得力の高さ。寒い日が続くこの冬に「ホカホカ大好き」を読む幸せ。文章も書けて、絵も描ける。東海林さだお、やはり天才だ!2018/01/30

Shoji

68
相変わらずくだらないし、オバカだし、どうでもいいことばかりだし、突っ込みどころ満載だし。でも、底抜けの明るさ、楽しさに満ち溢れていて、思わずにやけてしまう。こんな平和がいつまでも続きますように。有難うございました。ご馳走様でした。2018/01/22

ろここ

19
母の本棚から借りました。食エッセイ好きなのに丸かじりシリーズ読んだことなかったなぁと思って。 食べ物に対する愛と思い込み?決めつけ?がたっぷりでいいなぁ。お弁当の梅干しの跡地を愛でるっていう話が好き。私も愛でてる!あと隠れたがりのあんこの話も。どら焼きの間から外を眺めてるとかかわいい。行楽弁当は景色が変わらないからゆっくり楽しめる話も。そうだよね、駅弁とかお花見とか忙しないよ。またこの丸かじりシリーズ読もう。2021/01/09

更夜

16
未だに後悔しているのは2年前、それまで買い集めていた東海林さだおさんの丸かじりシリーズを全部、売ってしまったこと。今になって図書館で借りて再読。やはりいかにもグルメ、ではなく普段食べている料理、食材への観察眼は誰にも真似できません。食べ物を擬人化するのも絶品。あんこを「いつも何かに隠れている」とし、和菓子界を陰であやつっている実力者でありながら、物陰に隠れたがる」といった語り口は単なる「美味しそう」ではなく、「そうなの、そうなの!」という目から鱗の日常に隠れた共感です。2019/12/11

miwapicco

16
新作、出たーーーヾ(*´∀`*)ノ 語られる内容は時事的だけれど、いつも変わらないこの切り口、、(*¯艸¯) エビの項に快哉ヾ(*´∀`*)ノ2018/02/02

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