文春文庫<br> 家族喰い―尼崎連続変死事件の真相 (新版)

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文春文庫
家族喰い―尼崎連続変死事件の真相 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167909161
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

二十年以上にわたり八人の死者が出た。その中心にいたのは一人の女――。類例ない非道かつ複雑な事件の全貌を白日の下にさらす巨編!

内容説明

まさに未曾有の怪事件。発覚当時63歳の女を中心に、結婚や養子縁組によって複数の家庭に張り巡らされた、虐待し搾取する者とされる者が交錯する人間関係。その中で確認された死者11人。この複雑きわまる尼崎事件の全容を執念の取材で描いた、事件ノンフィクションの金字塔。文庫化にあたり70ページ大幅増補。

目次

角田美代子と裏稼業
グリコ森永事件との奇妙なつながり
親の愛に飢えた少女
非公然売春地帯への紹介者
最初の家族乗っ取り
警察の怠慢
美代子の暴力装置
被害者と加害者の父
谷本家の悲劇
自由への逃走、追跡後の悲劇
崩れる大人たち
さまようファミリー

著者等紹介

小野一光[オノイッコウ]
1966年生まれ。福岡県北九州市出身。雑誌編集者、雑誌記者を経てフリーライターに。「戦場から風俗まで」をテーマに数々の殺人事件のほか、アフガニスタン内戦、東日本大震災などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

89
角田美代子を中心とする尼崎連続変死事件の真相を追った事件ノンフィクション。2013年に単行本にて発売分は読書メーターの記録をつける前に読了済。文庫版は、約70ページにわたり文庫版補章としてその後の「家族喰い」を追加し2017年に新版で発売されたもの。補章だけでなく最初からもう一度読み直してみた。伝聞ではなく小野さんの粘り強い取材がもたらした事実や真相、関係者、当事者の語り。感想は事件ものに興味がある人は読んで下さいとしか言いようがない。小野さんは他作品、完全ドキュメント北九州連続監禁殺人事件も圧巻です。2024/12/07

yumiko

89
その奇怪さ残虐さゆえ、発覚当時世を震撼させた尼崎連続変死事件。被疑者の自殺後報道が終息し、真相解明が危ぶまれるかたちになっていた。このノンフィクションは、情報を知る関係者や被害者のみならず、加害者の証言をも丁寧に掬い、闇に葬られつつあった事件に再び光を当てた渾身の一冊だ。人の理性や尊厳はこうも脆く崩れ落ちてしまうのか?そんな愚問は「戦時下で監禁されるのと同じような状況」という言葉の前にかき消えてしまった。子が親を、親が子を、兄弟が姉妹が…そんな修羅場を生き残った人々にどうか安寧な日々を…そう心から願う。2018/01/16

ゆいまある

71
怖かった!!!北九州の事件と似てるんだけど、舞台が高松市。瑠衣ちゃんの高校もどこかすぐ分かる。自分の生活圏内でこんな事件がと思うと他人事ではなく、厚くない本なのに見落とさないように集中して読んで時間がかった。読みながら眠ると悪夢で目が醒めた。今まで読んだ本の中で一番人物相関図が複雑。登場人物が多いし、血縁がないのに戸籍上は親子だったりで覚えきれない。それでも読む価値はあった。警察も親族のトラブルには干渉しないの辞めないと、DV減らないしこんな事件もまた起こる。表に出てない関係者がまだいることが示唆されてる2018/11/26

★YUKA★

45
尼崎連続変死事件のノンフィクション。この手の本を読むと毎回思いますが、なぜ!なぜ食い止められなかったのか。警察がもっと早く動いてくれれば…と。文庫版 その後の「家族喰い」は、なんだか複雑な気持ちで読みました。生き残った人たち、きっとそれぞれに遣りきれない感情があると思いますが、それが文面からひしひしと伝わり、苦しくなりました。エピローグでのママの「角田ファミリーだけがおらんようになっても、同じようなんはなんぼでもおる…」という言葉が衝撃でした。表に出て来て無いだけで、苦しんでいる人達がいるんでしょうか。2018/08/23

メタボン

37
☆☆☆☆ 美代子の家族に食い入りむさぼりつくす悪魔のような所業、駆け込んでも民事不介入の一点張りで無策の警察、精神的に引き離され身内に対して暴力を振るわざるをえなくなるまで追い詰められた人たち、そして絶望の中で息絶えていく家族。暗澹たる気持ちになった。美代子の他人をコントロールする能力はすさまじい。そのわりにはあっけなく自殺してしまうのが不可解。執念の取材により完成された稀有のノンフィクションだった。2021/10/05

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