文春文庫<br> 学びなおし太平洋戦争〈3〉運命を変えた「昭和18年」

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文春文庫
学びなおし太平洋戦争〈3〉運命を変えた「昭和18年」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 401p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908966
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0195

出版社内容情報

快進撃を続けた日本軍も、マリアナ、ニューギニア、インパールと苦境に立たされる。敵の攻撃はついに日本本土にまで及んできた!

内容説明

昭和18年は太平洋戦争の折り返し点だけでなく、日本の行く末を大きく左右する出来事ばかり。山本五十六の戦死、アッツ島に始まる玉砕の連鎖…。米英の連合国が日本に突きつけた終戦の条件とは?移りゆく戦場の中で、日本兵たちは最後に何を思ったのか?半藤一利氏の解説は、各地で繰り広げられた戦闘の意味を問います。

目次

1 巨星おつ
2 ああ、玉砕
3 ニューギニアの苦闘
4 インパールの悲劇
5 戦場マリアナにうつる
6 太平洋の防波堤
7 米軍レイテに上陸す
8 レイテ島沖海戦
9 B29本土を空襲す

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
昭和5(1930)年、東京に生まれる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5(1993)年「漱石先生ぞな、もし」で第12回新田次郎文学賞、10年「ノモンハンの夏」で第7回山本七平賞、18年「昭和史」(全二巻)で第60回毎日出版文化賞特別賞、27年に第63回菊池寛賞を受賞

秋永芳郎[アキナガヨシロウ]
明治37(1904)年‐平成5(1993)年。長崎県佐世保市生まれ。関西学院高等部に学び、大阪毎日新聞記者を経て作家に

棟田博[ムネタヒロシ]
明治41(1908)年‐昭和63(1988)年。岡山県津山市生まれ。早稲田大学国文科に学び、のちに作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひかりパパ

10
食糧などの兵站を軽視した結果、多くの日本の兵士は餓死や病死を強いられた。今月のNHKスペシャルでインパール作戦を取り上げていたが、このシリーズを読んでいるのでインパール作戦の失敗が良く分かった。日本から遠く離れた南方で飢え死にした兵士たちの無念を思う。2017/08/06

ごいんきょ

6
シリーズ3巻目です。 島々では日本軍が玉砕し、ニューギニアやインパールでは悲惨な撤退戦。マリアナが陥落し、レイテで海軍は全滅。 遂にサイパンからB29が飛び立ち日本本土は爆撃県内になります。 私の疎かった陸軍の戦い、よく理解できました。2017/10/03

サイエン

1
多分、小学校の図書室で読んだ本。いろいろ表現は今に適さないのだろうけど、最近の少年たちはこの手の本は読まないのかな。2017/07/19

0
泥沼にはまっていく昭和18年を描いている。この時に敗戦を決断していれば、と思うが、やはり無条件降伏は受け入れられなかったのだろう。今の感覚からすると、連合国側にも大いに罪があると言える。 改めて、悲劇続きで、平和な暮らしがいかに尊いものか、を知らされる。やはり戦争はしてはいけない。2017/11/10

たくぞう

0
この本の美点のひとつは、敵味方の別なく、軍人に対する敬意が感じられること。ただし、やっぱり牟田口廉也さんは、それなりの扱いなんだよなあ。仕方ないんだけと。ご遺族の方もいらっしゃるのに。2017/09/03

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