出版社内容情報
2017年、アニメ「鬼平 ONIHEI」登場。
本格時代劇というアニメの新ジャンルを拓き、日本のみならず、世界(とくに北米・フランス・ブラジル)で高い評価を得ている。
原作はもちろん、池波正太郎の「鬼平犯科帳シリーズ」である。
ただいまシリーズ全24巻を、さらに大きな文字とふりがなを増やした、読みやすい【決定版】で毎月2巻ずつ、順次刊行中。
「父親が好きだった鬼平犯科帳がこんなに面白いものだとは知らなかった」「アニメを見たら、原作を読んでみたくなった」「本は難しいかと思ったら、ハマッた」と、アニメから原作へ、若い読者もじわじわと拡大中。
第14巻には、密偵・伊佐次との別れを描き、話題騒然となった「五月闇」ほか、
「あごひげ三十両」「尻尾の長右衛門」「殿さま栄五郎」「浮世の顔」「さむらい松五郎」の全6編を収録。
解説:常盤新平
内容説明
近年、いよいよ兇悪化する盗賊どもの跳梁。長谷川平蔵はその探索のために身銭を惜しまず、父・宣雄が遺した金も刀剣もほとんど失い、命をも狙われる日々である。密偵・伊三次の過去と無念(「五月闇」)ほか、「あごひげ三十両」「尻毛の長右衛門」「殿さま栄五郎」「浮世の顔」「さむらい松五郎」の全六篇を収録。
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30(1955)年、東京都職員を退職し、作家活動に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。平成2(1990)年5月3日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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